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VRoidの話#15 「うちの子」をメチャモテにするのは熟練センスが本当に必要?

VRoidでキャラクター作りまして、VRoidHubに上げますとイキイキ動き出します。楽しいですよね。

「うちの子」は自分にとっては特別で可愛いわけです。


ただ、「よその子」も超かわいい…
VRoidStudio 紹介ページの「よその子」見てください。
べっぴんさんですね。
「はー、俺には/私にはセンス無いな」と思うわけです。

右上のよその子は可愛いですね…うぅ

一方で、できる先輩方、何年もされた先生方が X (Twitter) に書きます。
「(小むずかしい技の)○○をするだけだよ、オホホ」

あ…私にはセンス無いなと思うわけです。


絵を描くジャンルでもそうです。
「毎日、絵を5枚描き続けて、3年でうまくなるよ」
たやすく言ってくれるわけです。

…え…?となります。

とにかく書き続けましょうって…
あなたは時間のゆとりがあっていいな…


私、ここには疑問を持っています。



例えば、昔、寿司屋になるには寿司屋で10年、丁稚奉公し修行しないとダメでした。掃除をして、お客様と会話して、大将のご機嫌を取って、なかなか教えてくれないので横に立って見て盗むわけです。


しかし一方で、いま、スシローさんの厨房では機械が動いています。無菌室のような清潔な空間で、何回も手を洗い、マスクに防護服を着たような人が作業をしています。今日アルバイトに入り、明日から作業できます。

どちらも寿司を作っている
まぁ、接客等のセンスも必要でしょうけど…

で、結果のアウトプットは両方寿司なのです。


実は、面白い話があります。

この本「デザイナーにいつもお願いしてWebページデザインとか作ってもらってるんだけど、本当に『センス』ってあるの?修行しないとダメ?
実はデザインって数学的な公式や法則が成り立っていて、勘所コツさえつかめば、自分でもそこそこいいもの作れるんじゃないの?」という内容です。


あと、2000年代前半「イラスト描きましょう」系本も見てみると分かります。私は、VRoid始めてから、古本屋でイラストやデザインの本を眺めたり入手するのが好きになったのですが。

当時の熟練の「絵の大センセイ」の絵柄でも、ぱっと見。
20年も経てば、もはや古臭いのです。

2000年代前半のイラストを描こうぜ書籍。
※注:当時は手書きからCGに変わってきた時期で、急激に色使いが変わった時代だったようです。
ただし、正直な話、当時の手書きイラストは、絵面は確かに古いものの、線の走り、
躍動感、ワイルド感、作者の情熱の伝わり方、キャラ魅力の光り方としては、
今よりも表現が尖っていてカッコイイようには思いました。(なので手元にあります)

このあたりについては、無印かげひとさんがうまくまとめていらっしゃいます。

https://twiman.net/user/763156514831872000/1361167223948124161

ダサいフォント例
古めの広告例
注:ただし、これ、作って気づきましたが、フォントを
変えると古臭さが減り面白くなくなったりします。



まとめます。
私が思うに、経験やカンはあまりあてにならない思います。
古くなれば人気は落ちます。


自分の路線も大事。
しかし、今の時代を踏み外さない観察眼、要は新しいものを見ていき、要領よく都合がいいところは、新しいところをまねてショートカットするのも大事なのではないのですか?というお話でした。

自分への戒めの意味も込めて…

では!みなさんも、楽しい VRoidライフを!!

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