ロックの定義がわからない-『尾崎世界観対談集』(2024年)
猛烈に暗くて、死んだこころと殺したい気持ちで本屋を彷徨うと目が合った。過去の嫌だったことが私の思考を襲うのを無表情にされるがままあしらう。この人の音楽は知らないけどこの人の文章は知ってる。町田康みたいに。なぜか?私の好きな作家金原ひとみが彼らクリープハイプ(バンド名を別のグループと混同しててちゃんと書けてるか心配)のファンで、よく話に出てくるからだ。音楽もできて小説も書けるなんていいですね。でも、この人にヒントを教えてもらいたかった。壊してほしかった。尾崎さんは前髪が長くて、