宇宙(そら)翔ぶキアの秘密基地93

のんびり週末だし、あの子達の声をもっと聞いてみよ!あの子の声が何であれ、こちらの気持ちが何であっても聞くことが大事なんだ、きっと。

あれ?2人の凄い芸が団長に受けなかったって即ち失敗じゃないの?

なのに2人は嬉しそう。

「ギギギギギ、けどそんな団長のおかげで本当にやりたかったことが分かったのさ。な?ギラン。」

「ギギッ!そう!『ありがとうございます!お陰様で僕たちやりたいことが見つかりました!』って挨拶してね。」

「ギギギギギ、『そう、僕らは単に暴れたいから荒くれになります。今までお世話になりました!」ってこの場を去ろうとしたら団長ってばさ、顔真っ青にしてさ。」

「ギギッ、そんで団長は慌てて『待て!ヤケになるな!!お前らはまだ若い!ちょっと方向性、意識を変えるだけでもっと良い芸を見せることが出来る筈だ!』って引き留めようとしてきたんだな。」

「ギギギギギ、けど僕らは本当2人いるのに1人分の収入でがっぽり儲けられると言う、がめつい団長なんか貰った夢のような仮面と共に放って、サーカス団から脱退して新しい夢へと向かったのさ。」

「ギギッ!ここぞと言う時に動いた時のタイミングはまさにドンピシャでな、あいつに会ったんだな?兄貴。」

凄いね、夢を見つけたら一直線なんだ。

物事起こすにはその時のタイミング。それで運を引き寄せることも出来る。そもそも運が悪いのはタイミングの歯車が噛み合っていないからだと思う。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a