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強くなりたい

まだまだ冬の世界にいる可愛い君へ

元気かな?フルトだよ、覚えてる?

今回は父さんのこと話そう。

前に話したけど父さんは3本角で特に真ん中が大きくて、血のように真っ赤な髪を振り乱し、ギラギラ光る黄色いギョロ目で…ってよく見たら優しい目してるのは内緒でねσ^_^;

すっごく強いんだけどまだまだヒーローに負けちゃうんだ。

この前も家の増築のために立派なお屋敷を乗っ取ろうとしてもうちょっとのとこで邪魔しにきたヒーローに負けて椅子2脚しか持って来れなかったから悔しがっていた。

でもなんでヒーローっていつもギリギリのとこで出てくるんだろ?

そこで父さんはもっともっと腕っぷしきたえて強くなろうとそこで、

バッソ父さん(B)「このままではヒーローに潰されて何にもできん。そこでもっと力を付けたい!おいアントにギャマナ、だらだらだらだらしてないでちっとは働け!」

そんな父さんの姿勢が悪いからほら、

アント兄さん(A)「あんだよ?きゅーじつじゃん?いっっつもソファーで腹出して寝そべりながらの親父に言われたかねーよ。」

アント兄さんだって床で寝ころんでいる癖にね

(ーー;)

ギャマナ姉さん(G)「まー良いじゃん?ヒマだし。んで、何だって?」

B「お前らエキスパンダーって何処にあるのか探してこい!」

A「ああ?なーんだそんなもん1人で取ってこれるわ、息子をなめんな!」

とアント兄さんは頭をかいてさっさと出ていった。

G「あんちゃん1人じゃ頼りねーからな。あ、待ってよ!とーちゃん任せてアタシがもっといいのん持ってくるさ!」

と意気揚々出ていったけどその様子見てたレミラ姉さんが腕組みして

レミラ姉さん(R)「全く心配だわ、私も行くよ。」

と、結局一番働き者のレミラ姉さんも行っちゃった。

頼んで直ぐ父さんは頭を抱えていた、後悔してるの?

「ガッシャーン!!」

僅か5分程で壁の壊れる大きな音と共にアント兄さんが帰ってきた。

なんだなんだ?大きな鉄の塊片手に!?

A「おーい、かっさらってきてやったぞ。んでこんなもんどーすんだ?」

ほら、心配してた通りだ。怪力自慢のアント兄さん電車から引っこ抜いて来たのか!?

B「お前、それはパンダグラフじゃないか!?で、お前は何故ヒーローに邪魔されんのだ!?」

G「おーあんちゃん、やっぱ派手に間違えたな。あはは!」

お腹を抱えて笑うギャマナ姉さんだけど、

B「お前はどーなんだ?」

G「確かに数こそ少ないけどどーぶつえんの柵ん中に居たよ。どっちか忘れたけどほら、ジャイアントパンダとレッサーパンダ!」

B「どっちもちがーう!!お前らパンダしか覚えてなかったのか!?」

R「もう、やっぱり2人に頼んでもロクなことないでしょ?ほらエキスパンダー、スポーツジムから持ってきたわよ。」 

B「あーもう、チクショー!!」

おお!エキスパンダーが壊れそうなくらい伸びてる凄いパワー!結局要らなかったんじゃない?

B「なんでなんでわしはこーんな強いのに負けなきゃならんのだ!!ウォー!!!」

やれやれ、父さんの場合力より頭鍛えなきゃいけないと思う。

あの2人も。

けどやっぱ僕も強くなりたいな。

うん、頑張るね(^^)/

byフルト

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a