悪戯神様と天の子の冒険聖書80

私達は急いで枯れ木の森を抜けた。
「ウォーン!」
狼のような獣の遠吠え!
ローニの里が近いのかも。
「わぁ!」
そう思って足取り軽くなって、早足で進むと目の前に茂みが広がった。
そよ風でサワサワなびく草が足元でくすぐったいけど気持ちいい。
本当にこの近くに集落があるのかしら?
「アマ様、ローニ達の集落が見えてきました!少し紛らわしいため慌てて住居の屋根を踏んでしまわれないようお気をつけください。」
一見ただの草むらだけど本当に住居なんかあるの?
「ねえ、もし蹴ったり踏んでしまったりしたらどうなるのでしょう?」
トワクスは青ざめて首をぶるぶる振った。
「とんでもございません!神であるアマ様に住居が見られないなんてことは先ずあり得ません。もしも、住居を傷つけるようなことがあればローニ達はあなたを偽りの神として処刑されるでしょう。まさかアマ様は神の目であられても節穴ではあるまい!」
うーん、どう見てもただ草が並んでいるだけに見える。
霧のイリュージョンか!?

Q17.どうしたら草じゃなくちゃんと住居を見ることが出来るでしょう?
ヒントは明日のつぶやきで

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a