悪戯神様と天の子の冒険聖書128

2は2月!
2月禁断の!それは見るなの座敷!
そこにいる女性の正体は…
「ウグイスだ!」
女性の目は涙で潤んでいたけど口元は軽く笑っていた。
「ホー、ホケキョッ!」
とウグイスになって飛び去っていった。
御殿は大きくて立派で貝や珊瑚、海藻等で出来ているものだからとってもカラフル!
あっ!
岩塩は半分ほど削れて無くなっている!
後半日の半分つまり6時間!
それまでに手がかりを探さなきゃ!
しかし妙だ。
今時間を戻したのなら6月になっている筈。
それなのにこの御殿は2月の御殿。
確かにさっきのウグイス以外人っ子1人いる様子がない!
ショフ達が私を騙す?
そんな筈ない!あっ!!
次の部屋から真っ黒な煙が吹き出した!まさか!?
「ククク、ここの王家は一丁前にもその月と異なる御殿に住むとか考えたものだな。しかし神の目は誤魔化せぬ。ま、お前はショフ達からヒントをもらったみたいだが。」
私は神とはいえまだまだだし、今だってここのクヨ様に先回りされている。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a