悪戯神様と天の子の冒険聖書158

それを唱えたら黒龍は驚いて飛び去った。
ペンダントが紅色に眩く光り出したかと思えば部屋全体が大きく揺れ、
「ギギャース!!」
大きな紅色の鳥が現れ、私を乗せて凄い速さでゆりかごの部屋を飛び出し天高く飛んだ!
天に浮かぶいかにも偉大そうなお城は闇の力で真っ黒!
あの中心にクヨ様が…。
「ゴー!!」
風の音がしたかと思えばお城の門が開いて吸い込まれた!
「ククク…。」
クヨ様の笑い声がする。
廊下は長くて左右の壁は黒い炎の灯りが等間隔で並んでいる。
奥は真っ暗で進んでいくと同じような景色がずっと続くみたい。
本当に真っ直ぐ進んでいるのかと不安になるけど後ろはあの時みたいに黒いヘドロが押し寄せてくるから後戻りは出来ないし、それは自在に形を変えて手になったり吸盤付きの触手になったりして私たちを捕まえようとしてくるためスピードを落とすことも、気を抜くことも許されない。
しかし、一体何処まで続くのかしら?
気のせいか段々左右の火が小さく、暗くなっていってる気がする。
このまま向かうと?
ううん、このまま行くのは危険な気がする。
恐らく罠に誘導されていて、クヨ様はその様子を何処からか見物されているんだ。
何処って決まっている大神様のお部屋!
罠にかかる前にそこと繋がっている場所を探さなければ私もこの鳥も…いや世界に光を取り戻すことは出来ない。

Q69.クヨ様の座す大神のお部屋は何処にある?

ヒントは明日のつぶやきで

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a