悪戯神様と天の子の冒険聖書72
冬に現れる狩人のオリオン座!
赤い球とはペテルギウス、白い球とはリゲル、馬頭星雲の見える三つ星の下小三つ星の真ん中!そこに赤い鳥が飛んでいる!その赤い鳥は羽ばたき眩い、赤みを帯びた光を発してヒノリミコは炎を発して御神木を包んだ。
交わる紅と橙色…
「きえ…た?」
その光が消えた時、御神木は陰も形もなくなり残っているのはヒノリミコのみのみ。あれ?縮んでない?
あれ程貫禄ある大きく炎が燃え上がるような大きな翼を持った伝説の鳥が掌サイズの小鳥みたいになってしまっている!
「大丈夫?」
私はヒノリミコを両手に乗せた。
「ピピピ、情けないお姿をお見せして申し訳ありません。大きな力を使った後はこのように弱ってしまうのです。でもいつかまた力は戻ります。早く回復させるには主であるテラ様の元へ戻るのが良いのですが、今はテラ様のお側に行けませんのであなたのお使いと共に石化しお側にいさせてください。」
「はい!」
私が返事をすると
「ありがとうございます!」
と、さっきの光が溢れてきた。
紅と橙が混ざり合う光のベールがヒノリミコから溢れて眩しくて目を閉じた。
自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a