悪戯神様と天の子の冒険聖書34
キノモリ達の色、確かヒャッカの「赤」、センカの「緑」、マンカの「青」、チョウカの「白」、そしてジッカの「黒」の5色。
その色の漢字の形に注目したら、出てきた!
赤は上に土がある。
青は下の月を取って、横棒も1番上を取ると出てくる。
黒は下の烈火を取り、上の日を取れば出てくる。
緑と白には含まれていないと言うことは
「3回」
こうして私達は角を3回曲がることにした。
一つ目は右にある角を曲がって暫く行くと霧が濃くなっていく。
霧で目が霞みそうになりながらもしっかり周りを見ると左に角が見えて、曲がると霧が晴れていき代わりに獣の鳴き声が聞こえてくる。
暫く行くと斜め右に細い道が見えてきて、そこを進むと金色の丸く小さな光が蛍のように飛んでいるのが見えてきた。
「綺麗。」
思わず口をついた。
「あれは、我々キノモリの幼菌でございます。この中で神に選ばれし者が生長し数百年の修行を経て我々のように森を守る使命が与えられるのです。」
ヒャッカが教えてくれた。
「ほほ、久々の来客に興奮しておるのですな。」
センカが軽く髭を触って目を細めた。
「頑張る幼菌達は微笑ましいが、チョウカを助けるため先を急がねば。それがこの子達の将来にも繋がる。」
マンカは幼菌達に手を振って進行方向に向き直った。
「あの、何処かに向かっているの…。」
その時弾力のあるひんやりしたものが私のほっぺたに軽くぶつかった。
自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a