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「本は読みたいと思った時に読めればいい」誰のためでもない、自分のための読書なのだから。それにしてもハリーポッター:魔法の覚醒に手が伸びてしまうのが多すぎやしないかい。




暑い。暑すぎる。そんな毎日に心が疲弊しながらも「生きるため」にやらなきゃいけない事を最低限に抑えて生活している感じ。省エネ生活。

最近のことを少し。
7/20日(水) 息子は滲出性中耳炎の手術をした。それにプラスしてアデノイドを取る手術も。
その前の週に熱を出してしまったことから、当日手術出来るか分からないと言われたのだけど、持病の方の外科の先生も診察をしてくれて大丈夫だろうと言われた。ただ他の子よりリスクはあるので油断はできないとのこと。悩んだけどまた先延ばしにするよりいいと思い手術を決断。息子の方は入院することも手術することも分かってはいるようたが、泣いたり不安がったりしないので、それが逆に心配になるわたし。
予定より早くすることになった点滴も泣かずに付けてこれてほっとした反面、血管が細いので別の箇所にも刺されたようで「痛かった?」と聞いたら「いた~い」と顔をしかめて答えた。包帯ぐるぐる巻きの手には好きなシールがベタベタ貼られていて、それを見せてくれて喜んで話す息子。こういう時に楽観的でほんと救われる。

入院中に持参した本たち


手術も無事に成功し術後も問題なく良好だった。取ったアデノイドを見せてもらったけど、思ってたより量が多くしかも炎症もおきていたようで、「今回取れてほんと良かったですよ」と先生に言われた。
2泊3日で退院のあとは1週間の自宅療養。激しい運動をしなければ大丈夫と言われたが、外も暑いので極力家の中で過ごした。

持病も関係しているのでいつ滲出性中耳炎になっていたか定かではないのだけど、もっと早く気づいてあげれてればと何度も思った。でもほんといい先生たちに恵まれているので、アデノイドの方も気づいてもらえて取ったおかげで持病が以前より良くなるというおまけが付いてきた。これには先生たちもびっくり。このタイミングで手術できたのがよかったのだろうなあと思う。後付けでしかないが。でもそう思わないとやってられない。
先生たちにはほんと感謝でしかない。


紫陽花



そんなんであんまり外には出ずに過ごしていたので、気持ちが内に内に入ってしまってる感じ。そういう時の思考や発言は凝り固まっている気がしてうつうつとした気持ちになる。
何もしたくないなあとも思っていたのだけれど、どんどん気持ちが滅入るので今朝思い切って庭の草むしりをした。少しだけするつもりが途中からすごくたのしくなってぐんぐんと草を刈り取っていた。1時間ぐらい。花が好きだなあ、土触ると癒されるなあと思いながらただ黙々と作業する時間がとてもよかった。

読書ノート(雑多用)

読書の方といえば、相変わらずのスロペースではあるが、読めないことを気にしなくなったら気持ちが楽になった。「読みたいと思った時に読めればいい」誰のためでもない、自分のための読書なのだから。

◾︎カラマーゾフの兄弟2/ドストエフスキー(著)
◾︎せいいっぱいの悪口/堀静香(著)
◾︎ラーメンカレー/滝口悠生(著)

(最近読んでる本たち)


カラマーゾフの兄弟は昨日のrさんとのインスタライブでも話したいことがたくさんあったが、肝心な時にもごもごしてしまう癖がどうしても抜けない。自分の感じたことや思ってることは特にそう。自信がない。正解なんてないのにいつでも正解を探してしまう。

フョードルが最後の道化芝居に打ってでたのは、まさにその時だった。ここで断っておくが、彼はたしかに帰ろうという気になりかけていたし長老の庵室であれほど恥ずべき振るまいにおよんだ以上、いくらなんでも修道院長との昼食会に、平気な顔でのこのこでかけていくわけにはいかないと感じていた。といって、それほど自分を恥じて、責めていたというのではない。ひょっとすると、まるで正反対だったかもしれない。しかしそれでも、食事などするのは失礼だと感じていたのである。
ところが、例のがたぴし音のする馬車が宿泊所の玄関口にまわされ、いざそれに乗り込もうという段になって、彼はふと足をとめた。長老のもとで自分が放った言葉が思い出されたのだ。
「まさしくそう、わたしは人前に出るとき、いつもこう思ってきたんです。おれはだれよりも卑劣だ、だれもがおれを道化あつかいしている。それなら『よし、じっさいに道化を演じてみせようじゃないか、あんたらの意見なんて恐くない、あんたらだってみんな、ひとりのこらずこのおれより卑劣なんだから!』」

「カラマーゾフの兄弟2」p227より引用

「なあに、乗りかかった船だ、あとは行くところまで行くだけだ」彼はそう腹に決めた。この瞬間の彼の、言いしれずひそやかな感覚は、こんなふうな言葉で表現できたかもしれない。
「今となりゃ、名誉回復なんてどだい無理な話だ。たったら、やつらの顔にとことん唾をひっかけてやろうじゃないか。あんたらに遠慮する気はない、そういってやる、それだけの話だ!」

「カラマーゾフの兄弟2」p228より引用

「病的......おわってる....」と思いながら読んだ箇所。難しい話も多いけどやっぱりおもしろいなあと読みすすめている。
(あと、ドリートリーが二等大尉のあごひげをつかんで引きづり回した件で、そのお詫びにお金を渡してきてほしいとカテリーナからアリョーシャが頼まれて行く下り。受け取る気満々でいた二等大尉が最後の最後に手品をお見せするといって、アリョーシャの目の前で金切り声をあげて二百ルーブルを踏みつける突飛な行動に出たときはしばらは目が点状態だったのだけど、思わず笑わずにはいられなかった。色んな人格の人が登場するのもこの作品の魅力なのでは。でもその二等大尉、今読むとものすごく突飛な行動に見えるけど、この当時の時代や人付き合いから深く考えるとそうせざる負えないところもあったんだろうなあとも思う。ほんと深い。)



ハリーポッター:魔法の覚醒(アプリゲーム)

それにしても、これ。中毒性あるよね。気づいたらやってる。


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