青の底から。

どうやっても閉じることのできない瞼を諦めて、

光が踊る水面を見上げるの。

いつかあの青から落ちてきたあなたは

たくさんの泡とさざ波を残していったけど

ここはもうずいぶんと暗くなってしまった。



むこうにある規則正しい光の群は

多分惑星に向かう駅のホームだよ。



期待はいつも軌道を外れ

夢は砂のなかで見失う



月の河もずいぶんとくすんでしまったけれど

祈りの手は離すこともできずに

少しずつ灰になるのを今日も見てる。

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