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空の春/オリジナル曲

届かないものに 寝転んで目を閉じる
木漏れ日がやけに眩しくて
壊さないように 何も無い殻を抱きしめる
揺れ描いた夢は 空の春だった

転ばないように 歩く視線は斜め下
凝らして見たって 誰も居なくて
傷つかない方を 向いてタバコに火をつける
空が灰で曇る 誰が言ったかな

部屋に置いてある漫画の 熱い言葉と
上を向く表情が 馬鹿馬鹿しくて
夜を覆う焦燥に 吸い込まれそうで
空の息を吐く

幾度重ねた日々を無為に伏せて
首の上げ方を忘れた僕が居た
あの日僕が放った言い訳が 夜を縛る

笑っていた
          /泣いていた
言わなかった
          /言えなかった
守っていた日々は 空の春だった

必死に抱えた この殻は
ちっぽけな僕を覆う ガラクタなんだ
ツギハギな感情に 疲れてきて
今日も目を閉じる

幾度重ねた日々を無為に伏せて
首の上げ方を忘れた僕じゃ嫌だ
あの日僕が言いかけた殻の中で 夜が明ける

笑っていた
          /泣いていた
言わなかった
          /言えなかった
木漏れ日がずっと眩しくて
でも笑いたいんだ いま僕はこう言うんだ
昨日に見た夢は 「空の春だった」

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自分に無いものを持つ他者への嫉妬、なにもできない自分への劣等感が綯い交ぜになる時がある
心は沈んだまま、身体も動かなくなるんだ、そういう時は

「自分はやればできる。」
薄っぺらい見栄を張った

「自分なんていくら頑張っても無駄。」
眩しいきみから逃げていた

これは 空っぽな自分に縋った ダサい僕の歌

「──、──────。」
これは 永く脆い夜が明ける 春の歌

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いや春どころか夏も終わりますけども
最近またメンタルがダメループ入りかけてたので、自分を奮起させようかなと、春に作ったこの歌を

5月、とある人となんでもない通話をしている時に言われた
「将来なりたいもの?ん〜、堂々と胸張って『今が楽しいわ!』と笑っていられる自分ね!」

その言葉がずっと忘れられないです
ただ純粋に、かっこいい人だなと思いました

この言葉が、俺の人生を変えるきっかけだった
って5年後くらいにこっそり本人に伝えたいなと思います

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