手帳に、赤と青。
2週間。
文房具売り場の鉛筆のコーナーで、眺めては考え、使い方を考えては悩みを繰り返した。衝動買いをよくするのだが、そんな自分にしては長い戦いだった。
赤青鉛筆を買った。
たぶん、人生ではじめて。
手帳や文房具を使ったり揃えたりする中で、『事務っぽい』が個人的なテーマだ。それも、何十年か前の事務の備品みたいな感じ。簡素なインデックスシールや控えめな配色の文房具は、イメージに合うので結構好きだ。
個人的なテーマで文房具や手帳を増やしていく中で、赤青鉛筆の存在が浮上した。書類のチェック、マークアップ、暇つぶしの落書き、赤青鉛筆を使って仕事を行う人々。ちょっと前の時代、その頃の空気感を妄想したら、無性に欲しくなっていた。
買ったのは、三菱の赤青鉛筆。はじめて買ったけども、赤青鉛筆は三菱のこのタイプと、謎の刷り込みが存在していた。
いろいろと用途は考えていたのだが、いざ買って削って、眺めてみると、どうしたら良いか分からなくなってしまった。なので、まずは試し書き兼サンプルを作成。使っていくイメージ固めと、手を動かして身体を慣れさせていく。
手帳会議の投稿で、カレンダーリフィルが欲しいみたいなことを書いていたが、自作という形に落ち着いた。その際、頭の中にあったイメージと赤青鉛筆の使い所を想像し、リフィルを作成。休日の色付けに赤青鉛筆を使ってみたが、なかなか良い。
たまにカラーペンも使っているが、自作リフィルとの相性、書いた文章のマークアップにと、使い勝手はかなり良い。
発色の柔らかさ、紙の色、ペンの色とが折り重なり、自分の手帳ながらニマリとしてしまう。事務っぽーいと、満足感。
紙に滑らせるとき、無心で色を乗せるとき。手帳を彩る赤と青の輝きが、私の心を躍らせていく。
削れば使えて、持ちも良い。筆記用具として鉛筆を久しぶりに使っているが、今一度、その利便性を評価するべきだろう。
今後、長期間使っていくとして、使用頻度が高くなる文房具だと思う。手帳の時間も、リフィル作りも、紙で遊ぶことに没頭できそうだ。
【あとがき】
ちょっと気恥ずかしいんですけど、さらりと書きやすい文体は、今回みたいな雰囲気なんですよね……。
ひとまず、赤青鉛筆。
オススメです。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?