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2024年の地球より


こんにちは。
今日は西暦2024年の6月5日です。地球上のとある場所でこの手紙を書いています。
今は夕刻に差し掛かるところで、今日は天気が良く、少しの肌寒さを感じます。
今から訪れる夕暮れもきっと美しいものと思います。


ここはとても美しい場所ですが、まだ内側でも外側でも争いが絶えません。
多くの人はその生涯においてとても苦しい想いを持ち、巻き込まれ、縛られ、解放されないまま消滅してしまう人もいます。
重力にも、物質にも、空間にも、思考にも私たちは縛られています。
かくいう私も、不要なものを手放せず、心を重くしたり、恐れたりすることを体験しています。他の多くの人たちが体験しているように。


あなたたちからすると、私たちは滑稽に見えるのでしょうか。
しかしあなたたちの存在は愛で溢れ、幼子を見るかのように私たちを愛おしく感じていることと思います。私たちは進化の途上なのです。

私たちがまだ十分に使えていない感覚で創り出す世界はどんなに心地よいだだろうと夢に見ます。
どれほどの期間を経て、私たちはそこに辿り着けるのでしょうか。
数百年、数千年でしょうか。時間の概念にも縛られている私にとっては、果てしない流れのように感じてしまいます。

ですがそこに行けることも、私たちは”知って”います。
すでに、在るからです。今この瞬間にも。
地球がそのように変わることも、もしかしたら一瞬の出来事なのかもしれません。
それがいつ訪れるかは、今の私にはわかりません。でもそれはたいして重要なことではありません。

私たちにできることは僅かなことですが、それがとても重要なことだと理解しています。


今の私にできることは、眼前の夕暮れに心を満たし、静かに訪れる暗闇に恐れる心を、受け入れ、穏やかな呼吸で眠ることです。


私たちにできることは、自分たちの愚かさを受け入れ、決して愚かではない私たちの存在を、受容することです。

進化の途上である私たちもまた、あなたたちと同じく完璧なのです。


間もなく夜が訪れます。私は日々の美しい営みを続けます。

この手紙を手に取り、読んでくださり、ありがとうございます。

2024年の地球より、心からの愛と、感謝を込めて。










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