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~アガベ~夏の管理について

梅雨も明け、いよいよ夏本番となってまいりました!
連日気温が高く、屋外で活動するには危険な環境です
今年デブってしまった僕は、汗で1日の内Tシャツを5回着替えるという
記録的枚数を達成しました(汚)

植物にとっても同じです(笑)
もともと暑さには強いアガベですが、日本の夏は
現地メキシコより、過酷な事をご存知でしょうか?

以下簡単に、夏の管理について説明します。


気温比較

以下メキシコのグラフです

メキシコシティにおける平均最高・最低気温
メキシコシティにおける湿度快適性レベル

5月が一番気温の高い時期、27℃となっています。
最低気温13℃ 1日の中で寒暖差が大きいのが特徴です。
寒暖差はアガベ本来の形を作る上で、重要な要素の一つです。
年間通して乾燥しており、快適な湿度となっております。

それに比べ日本

日本(東京)における平均最高・最低気温
日本(東京)おける湿度快適性レベル

8月が一番気温の高い時期31℃となっています。
最低気温25℃と寒暖差がなく1日中暑い環境になっています。
またその時期の湿度がとても高く、高温多湿だということが分かります。
これがアガベにとって過酷な環境の一つとなっています。

アガベの成長温度は22~32度が適温といわれています。

アガベは、暑さには強いものの、多湿は苦手なので、
風通しのよい場所で管理する必要があります。
風通しは、水遣り時のムレや鉢内の温度の上昇の防止
にもつながりますので重要な要素です。

夏の水遣り

水遣りは、用土が完全に乾いていることを確認し、
鉢底から流れ出るようしっかりと与えてください。
中途半端は×(日中の高温でムレて根腐れを防ぐため)

お勧めは、
夕方に水遣りし、夜間に乾くという水遣り方法です。
鉢内の温度を下げる利点もあります。

心配な場合は用土が乾いて、2日後を目安にすると良いです。

日中に水を与えると、高温により、ムレの原因になる(根腐れ)
残った水滴がレンズの役割をしてしまい、葉やけの原因になります。

葉やけ

夏の直射日光に十分注意してください。
特に梅雨明けは、
梅雨時期の日光不足から一転、夏にかけて日光が強くなりますので、
葉焼けを起こしやすいといわれています。
葉の一部が白くなり、その部分が枯れてしまいます。

水切れの状態では葉焼けを起こしやすくなります
葉焼けを起こした株は日陰に移動し、日光に徐々に慣らしていく必要があります。
コンクリートの直置きも照り返しが強いですので、
避けたほうが良いと思います。

葉やけを起こしてもすぐに枯れてしまうことはないので、
こまめにチェックし、見つけたら移動、または遮光してあげると良いでしょう。

遮光

以下畑の様子(動かせないので、遮光しております)
このような方法もあります。

トンネル支柱(5本¥400位)
遮光ネット50%
風通しも良いです。

遮光ネットを施してから、明らかに調子が良いです。
日光が好きなイメージのあるアガベですが、強すぎるのは、良くないみたいです。
屋外管理の場合は、遮光ネットをうまく利用するのも良いと思います。

夏の管理のポイントは
風通し
水遣り(タイミング)
遮光

の3つです。


年々夏の気温が厳しくなっているように感じます。
温暖化の影響なのか
年をとったからそう感じるのか・・・(←おそらくこっち)

これからまだまだ暑くなりますので、お体にお気をつけ下さい。

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