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【第三の人生】33の章:萬里の術具『収集御守り』

*登場人物*

  • 萬里→主婦でお役目持ちは毎日修行中。娘をいよいよ保育園に入園させました!入園式での出来事は軽く考えていたけど衝撃的な内容。

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)なんと!大量の霊を一声で、指示采配できる能力を持っていた!!


娘の保育園の入園式で、霊収集の御守りに結界内の霊達を閉じ込めて帰ってきた。その数を知りたい!H氏の元へ駆けつけた。

萬里「入園式で、ほんの2~3秒ですが収集してみました。その間でどれくらい入ったかわかりますか?」

H氏「御守り、貸して下さい。」

両手で御守りを包み込み、しばらく目を閉じてなにかブツブツ言ってる。

H氏「いつもなら霊を整列させて数えるんですけどね。三桁超えたところで数えるのやめました。」

萬里「は?なんの話?三桁超え?!んなはずないでしょうー、たったの2〜3秒集中しただけですよ?」

H氏「いや、ホントです。で、不思議にも末尾の数が『8』なんです。」

・・・。

H氏がしばらく考え込んでいる。

萬里「あの~、整列させるってどういうこと?」

H氏「数えやすいように1列10体でズラッと並ばせるんです、そしたら列の数数えるだけでいいでしょ?」

((((;゚Д゚)))))))

萬里「運動会みたいに、掛け声かなんかで霊が並ぶんですか?!」

H氏「ヒトガタや御守りに入ればおとなしくなって、こちらの指示に従うので並んでくれますよ。萬里ちゃんもそのうちできるようになると思います。」↑
(未だにできませんw)

萬里「やっぱり、死んでも人は人なんですね。しかも日本人、きちんと並ぶのは得意ですもんね。」

H氏「ん~、それで、やはり気になりますね末尾の『8』」

萬里「さっき、それ考え込んでたんですか?」

H氏「末広がりって言うでしょ?良くない方の末広がりのようで、あまり良い傾向ではないですね・・・。」

萬里「そうなんですか?!」

H氏「縁起のいい意味での末広がりなら大歓迎なんですが。この場合、意味は逆ですもんね。終わりがない、キリがないとも取れますし、これは大変かもしれませんね。」

萬里「お願いですから、結界とか収集やった後にそういうこと言うのやめてください。」

H氏「すいません、また次に収集したら持ってきてください、回重ねて確認してみたいので。」

萬里「娘の送迎の際に毎回やってみます。次会う時まで溜めておきますよ。」

それから毎朝、嫌がる娘を園まで連れて行く。毎回三度のお経も収集も欠かさないけど、その数の多さが反映するかのように、娘が病気して休むと症状が治っても、そのまま通園拒否を押し通し、2~3週間は保育園へ連れていくことができないままな事が続いた。

結界を張ったがために、中に入ると見えない者の影響が今までよりも強まったのかもしれない・・・。

見える感じる娘からすれば、地獄に放り込まれるのと同じようなもんだもんな・・・。

また気が遠くなる話だわ( ;´Д`)

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