【第一の人生】92の章:友達について考える時間
*登場人物*
萬里→主婦!長年相談に乗ってきたK美に、ついにブチギレ(最後の最後にまたノっちゃんに丸投げしてしまう)
K美→萬里中学の頃からの友人(萬里は20年この女のアホな相談に乗って来たけど、もう終わり)
ノっちゃん→萬里小学生の頃からの友人、K美とは中学で一緒(K美の事を丸投げしてしまった、頭が良くて常に冷静な幼馴染)
ブチギレ萬里は
もう色々ムリなので、
相談にのってくれてた
ノっちゃんに経緯を話し
『あとはよろしく』と
お願いした。
ノっちゃんは
快く引き受けてくれ、
その後の経過と
K美の動きを報告してくれた。
ほんと、ノっちゃんも
よく付き合ってくれたなぁ〜
と思う。
その後のK美、
車は義父から
希望通りの物を
購入してもらい、
協議離婚のため
色々な取り決めを
きちんとした形の証書に仕上げ、
母子用の団地への入居まで
ノっちゃんが段取りしてくれて
そっちへ引っ越したようだ。
ただ母子用の団地は
細かく決まり事が
あるらしい、
男性の出入りはダメとか
夜〇時以降の外出はダメとか
子供を預けてまで
1人で男探しに飲みに出る
K美にとっては苦痛だろう。
案の定
半年も経たないうちに
母子寮を出たと
ノっちゃんから聞いた。
K美は宮の○町で職に就いた
そして住居は、
子供を預けている
実家近くの保育園近辺でもなく
職場近くでもない
「山川」に住みたいと
言っていたらしい。
昔、彼氏と同棲していたのも「山川」
最初の離婚後に住んでいたのも「山川」
今回もまた「山川」に住みたいとは?!
K美曰く、
山川がいい
山川に住みたい
理由は『なんとなく・・・』
今ならわかることだが
「なぜだかわからないけど
なんとなく・・・」には
だいたい前世や
先祖が絡んでいる。
ただ、この時点で
『山川に住みたい理由って
そうだったんだ!』と
言うほどの答えは
何も出ていない。
それからも
ノっちゃんはK美からの
報告を受けアドバイスを
してくれていた。
どれくらい経った頃だろうか
久しぶりにSNSを
開きK美のページが
目についた、
『生体肝移植しました。
母親として子供のために
やれるだけの事をやった。』
ノっちゃんから
先に聞いていた内容だった。
胆道閉鎖症を患う
『あしたか』に
大きな症状が出て
死ぬか?生体肝移植か?
という状況に陥り、
移植を選択したが
ドナーを探した結果
適合したのがK美だけ。
これも
なるべくしてなった結果だ。
それで自分の肝臓を
子供に提供
子供は無菌状態で過ごし、
その間
上の子は親元に預け
1年ほど?
熊本の病院に入院していたらしい。
ノっちゃんへはK美から
移植の報告の連絡が
入っていたらしいが、
ノっちゃんも
「がんばってね。」
の一言で終わらせたそうだ。
たしかに、それ以上に
何も言うことはない。
ここで私達としては
ひと段落ってことにして、
相談にのってくれた
ノっちゃんへの感謝で
事を終わりにした。
ノっちゃんへは時折
報告らしき連絡があったようだが
毎度言葉少なめに話は
終わらせてくれていた。
甘い顔すると
また相談持ちかけられるしね。
友達ってなんだろう・・・?
困った時の友達?
頼れる友達
迷惑ばかりかける友達
親友って?
支えになってくれる友達
支えになりたい友達
信頼関係とは?
友達との適切な距離感とは?
って、
すごく色々考えた時間だった。
これはこれで、
この先の経験に必要になる
要素ではありましたけどね。
にしても、
20数年それに付き合うとか
長すぎやろっ!
根気ありすぎやろっ!
優しすぎやろっ!
学習すんのに
時間かかりすぎやろっ!
って、この話聞いた
『本当の信頼できる友人達』からは
盛大にツッコミを入れられる
今日この頃な萬里なのでした・・・。
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