【第二の人生】30の章:自分の名前には色んな想いや意味が込められてる
*登場人物*
萬里→主人公の主婦。お役目を受け入れたものの、自分が一体何者なのか?理解を深めるために周りに質問攻め。
H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)萬里をこの道に引きずり込んだ(導いた)張本人。
萬里は子供の時の宿題以来
聞いてなかった自分の名前についてを
改めて母に尋ねた。
萬里母「そういえば、そうやね~。
この辺(居住地域)は同じ名字が
何軒もあるけん被らんように、
生まれる子の名前は
近所で話し合うとやんね~。
ばってん、
話し合いもしとらんし
名付け済ませて
産後実家から帰ったけど、
あんたの生まれた年に
近所で同じ名前付けようとした子供は
たまたまおらんやったもんで、
じいちゃん、ばあちゃん
近所の人もみんなすんなり
『萬里ちゃん、萬里ちゃん。』って
呼びよったもんね~。」
やっぱ母方のじいちゃんは
なんか持ってる(た)はず。
まぁ、前世の話だけでなく
身内にも萬里と同じような人間が
居たのならそれは嬉しい。
子供の頃に解決しなかった
名前の由来、
これが何となくわかってきた。
よし、
これもH氏に確認してみよう!
萬里「もしかしたら、
萬里の母方じいちゃん
そんな人だったんじゃないですか?
こんなうまい具合に名付けされるのって
不思議でしょう?」
H氏「あぁ~、そんな方が
いらっしゃったんですね~。
呼び出して尋ねてみます。」
呼び出して尋ねるって・・・?!
友人とかを電話で呼び出す。
みたいな?!
めっちゃ軽いノリの言葉に聞こえる。
H氏ってなんでも普通に
当たり前のことのように話すんで、
生きてる人の事を話してるのか
死んだ人との事なのかの区別が全くつかない。
萬里はH氏の世界観に
慣れる日が来るのだろうか・・・。
H氏「萬里ちゃん、
おじい様に尋ねましたよ!
来ていただけました!」
萬里「本当ですか?!
なんて言ってました?
ちゃんと萬里や母の事、
見てくれてますかね?
萬里が3歳の時には
亡くなってたんでじいちゃんの顔も声も
どんな人かも全く覚えてなくって・・・。」
H氏「私にも後ろ姿しか
見せていただけませんでしたが、
『萬里ちゃんの名前を付けられた理由は
そういうことだったんですか?』
と尋ねました。
そしたら背を向けたまま
軽く手を挙げて
『その通〜り!』とおっしゃいました。
どうも萬里ちゃんが
にらんだ通りだったようですよ。」
萬里「(´・ω・`)え?
(´・ω・`)そんだけ?
あぁ!!話したい!
じいちゃんが生きてたら
いっぱい色々聞きたかったのに!
いっぱいアドバイスもらえたかも
しれなかったのに!」
H氏「ご存命だったとしても
たぶん何も言っては
もらえなかったと思います。
そういう方は皆そうです。
厳しいのです。
先を知りながらも
自分で道を切り開くように
黙って見守ります。
何年か前に私が仕事で
大阪へ行ったことがあったんです。
今じゃ喫煙者は隅っこに
追いやられる時代。
ビルの外でたばこを吸ってたんです。
そしたら、目線の先に
すごい人だかりがあって、
『芸能人かなんかいるのかな?』
って同僚と話してたんですけど、
突然その人だかりがモーゼの海のように
パカーンと割れて人の間に
道ができたんですよ。
それで、何事?!と
びっくりして見てたら、
その人だかりの道の奥から黄色い髪の毛の
裾の長いドレスのお方がゆっくりこちらに
歩いてきたんです。
『わ!○輪○宏だ!!!』
まっすぐ私の方へ歩いてこられて
話しかけられたんですよ。」
○輪さん「まだ、
あなたのような人が居たのね。
がんばってね。」
H氏「はい、がんばります!と
思わず答えたんですが
同僚も私もしばらくポカーンとしてました。
本当に力のある方は、
後に続く同じような役割を持った
人間に対しては「がんばってね。」と
笑顔で優しく色々な意味を込めて
おっしゃいます。
もし、お祖父様がご存命だったとしても
「がんばってね。」としか
おっしゃらないと思いますよ。」
萬里「へぇ~。
そんなものなんですね^^;
でも残念。
身近に、しかも身内にそんな人がいたら
どんなに心強かっただろうか・・・。
話し少し変わりますが、
もしかして前世の萬里も、
今と似たような名前なんですかね?」
H氏「・・・・・・。」←何かを視ている
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