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【第三の人生】10の章:自己中女の相談は、かなりの精神修行

*登場人物*

  • 萬里→主婦でお役目持ちは、生きた人間の対応の修行に入りました。人伝いの紹介で知らない人とメールで相談を受けております。

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)萬里をこの道に導きいれた張本人は、萬里のあたらしい挑戦のバックアップもお役目。


不慮の事故などで突然亡くなってしまったり、鬱など正常な精神状態ではなかったり、突然の死に見舞われると死んだ事を受け入れられなかったり、死んでいる事に気付かなかったりする。

それ以外でも、事件や事故で家族を亡くし部屋を生前のままにしていたり、いつまでも悲しんで傍に居て欲しいと思ったり、誰かが後ろ髪を引くような事をしてしまうと、天に還る事が出来なくなる。

想うこと、忘れないことは、故人にとってとても大切なこと。だけど本当に故人の幸せを願うなら、どうやったら安心して天に還れるかを考えなければいけない。

生きてこの世にいる大切な人達が、泣いてばかりいたり、色々なことを思い出し後悔するのも、亡くなった人にとっては心残りとなって、天に還れなくなる。

なにより『生きてる時同様ずっと一緒に居たい』これほどのエゴはない。なぜなら亡くなった人は、天に還ることで大切な人達を護りたい気持ちが叶えられる。

天と地を行き来できるようにもなるし、家族や子孫のピンチの時や節目には瞬時に傍に来てくれる。
世間ではこれを守護霊だと思っているみたいだけどそれとは別、この相談者にも、このことを伝えた。

相談者「やっぱり!今までと同じように私と生活してるんだ!そうだと思った!じゃ、地獄へ行ったりはしてないんですね?よかった~!」

萬里「自殺者が皆地獄へ行く訳ではないんですけどね、彼はまだ天に還らずそこに居ます。
そして、他にも霊を呼び寄せて、あと2体別に居るんです。体調や生活に影響を及ぼす前に、自身の気持ちの整理をして還るように促してください。」

相談者「え?死んでも一緒に居られるんなら私はそれで幸せです。私の一言で自殺して、もしかしたら恨んでるんじゃないかと思ってたので、そうじゃなければなにも問題ないじゃないですか!」

萬里「あなたは幸せと思うかもしれませが、彼にとっては不幸なことでしかないんですよ。今そこに居る他の2人も、そこから離れられないということですから。」

相談者「だって萬里さん言ったでしょ!あれこれ!それこれ!~~。」

とにかくこの相談者、萬里が送ったメールをそのまま貼りつけて、その文章の中の一部一部を抜粋し、この前はこう言ってた、この前はああ言ってたと、ひたすら揚げ足を取り自分に都合のいい答えを作り上げようとする。
自己中な話しかしないこんなやり取りが、何日も続き正直毎日イラついていた。

本当なら文句も言いたいし「出てこいや!!」と言ってやりたいところだ。

H氏と頻繁にやり取り、こういう時はどう対処すればいいのか、考えながら進めてたけど、あ~言えばこう言うやり取りにイライラが募り、とうとうH氏にぶつけてしまった。

萬里「ムカつくこの女!もう文句言ってもいいですか?冷静を装って返事してるけど、腹立ちすぎて文章に出てしまう。もう、優しくなんか言えないです!まじムカつく!!!」

H氏「どうどう!萬里ちゃん暴れ馬のようになってますね~。根気よく聞いてあげたのは充分に分かってます。もうこれ以上話が進まないのなら、精神衛生上も良くないので、一方的に話を終わらせて下さい。
悪態ついたらダメですよ。」

萬里「んもうっ!腹の虫が治まらん!
なによりあの女には、子供が居るのに話題には一切出てこない。一番目を向けるべき子供に目が向いてないし、自分と男の事ばっか!相談なら何かしらのアドバイスしたり、解決に導かなきゃいけないんじゃないんですか?
投げ出すようなことでもいいんですか?」

H氏「ほんとのところ、みんながみんな助言に耳傾けて変わろうとする訳ではないですから。」

それならなんで、友達でもない知らない人の相談受けて助ける必要があるのだろう?

また理不尽さと葛藤の嵐。

そもそも子供に目を向けてない母親、その子供のことも気になるし、怒り爆発ながらも丁寧にメールをしろって?
これが最後だと思えば、あと一回我慢すればいいだけ?!

これは逆に対面ではないからよかったのかも。

萬里「そんなに一緒に居たいのなら、そのまま一緒に生活してればいいと思います。ただ、あなたのような方と付き合ってしまった彼は死んでも幸せにはなれません。かわいそうな事です。
あなたが、自分だけが幸せなら、それでいいというのなら、私にはもう用は無いと思いますので、話しはこれで終わらせていただきます。
がんばってください。」

相談者「ここまで話してきてそんな突き放すような言い方しかできないんですか?私はどっちにしろ、あなたのような人とは友達にもなれないと思いますから。
萬里さん、まだ修行の身という事。まぁ、せいぜいこれから頑張ってやってください、精進できるといいですね。
もう二度とメールはしてこないでください。」

テメェに言われなくても精進するわっ!!バカタレが!!
( `皿´)ノ

萬里の話は、揚げ足取る材料としか見ていない、どうせ適当だろとか思って萬里の言う事信じてないくせに、死んだ彼氏がそこに居るという話だけは信じる。

都合がよすぎるこの女。

こんな人に限って新しい男ができたら、亡くなった彼のことなんかソッコー忘れるんだよ。

そして彼は『浮遊霊』と呼ばれる存在になってしまうんだ!!

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