メモ 現代日本の政治における宗教票の重みを過大評価すべきではない
近年、自民党と宗教団体の関係に注目が集まっています。これは日本の政治史を理解する上で重要な視点ですが、日本の選挙制度を踏まえ、宗教団体の集票力が議員の当落にどの程度の重みがあるのかを相対化して把握することが重要です。宗教団体の動員力を過大評価すべきではありません。
日本では古くから政党が宗教票を動員することがありましたが、宗教票の動員を戦略的に活用し始めた政治家として歴史的に重要なのは自民党の玉置和郎(1923~1987)です。玉置は新宗教の生長の家が設立した生長の家政治連