スーパーウーマンになれなかったスーパーウーマンの娘の話。
私は、母をスーパーウーマンだと思っている。
もともと行動力がすごいし自己主張も強い。転校していった学校で生徒会長をして、男子の坊主廃止運動して見事勝ち取ったりするタイプの人間である。
そんな母に、教師という職業はとても向いていると思う。私が小学5年生になるまで、ずっと先生をしていた。そしてその年度末、突然退職した。専業主婦っていう柄じゃないのに…と思っていたら、夏突然1ヶ月、ひとりでオーストラリアに留学してくる、と言って行ってしまった。夏休み、小6の私と小3の弟を置いて…