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すごいぞ!図書館レファレンス

ブログにこちら(↓)のペットロスの記事を書いたあとのお話です。

上記リンクの記事は、自分の経験と過去に読んだペットロスに関する本の記憶を元に書いた記事です。

その本のタイトルも同時に紹介したかったのですが、図書館でたまたま見つけて本を読んだのは20年ほど前。図書館の貸出カードも失効させてしまったため、タイトル分からず…。
「でも、あの本、良かったんだよね。タイトルが分かったらオススメの本として紹介したいな。」

そう思い、ペットロスのキーワードを元に自分で検索し、たどり着いたタイトルは「ペットロスの心理学―悲しみを癒すための手立て」(絶版)
これを図書館で借りて読んでみたのですが…何か違和感がありました。(私が過去に読んだのはこの本ではなかった…という意味です。ペットロスのときに読む本としてはオススメの本でした)

やっぱり、20年前のタイトルも分からない本を探すのは無理なんだろうか。

そう思ったのですが、図書館には「レファレンスサービス」という資料探しを手伝ってくれるサービスがあることを思い出しました。

図書館の窓口に本を返却しつつ、思い切って聞いてみました。

「私、20年くらい前に別の自治体の図書館で借りて読んだ本を探してて…。でも、これじゃなかったみたいなんですけど、探すことって出来ますか?」

すると、詳しく話を聞きたいということで担当者バトンタッチ。そして、バックヤードからゾロゾロと人が出てきてビックリしました。図書館ってこんなにたくさん裏側で働いている人がいるんだ…と。あと、なんか大事になっている気がするぞ…と。

みんなで知恵を出し合って探そうと、裏から出てきて下さった

・20年くらい前に読んだ
・出てくる事例がみんな外国人名だったので海外著者の訳書
・著者はたぶん心理学者
・キーワードはペットロス
・私は本(活字)が苦手なので、ハードカバーだったり分厚い本は借りないと思う

本の色も挿絵の有無も覚えておらず、肝心の登場するペットも犬猫だけだったのかどうかも分からず…。こんなぼんやりとした情報だけを伝えて捜索を依頼しました。

そして、1週間も経たないうちに電話連絡があり、2つのタイトルを告げられました。さらに2冊とも既に取り寄せてあるので来館のうえ確認、貸出も可能とのこと。あんな大雑把な情報だけで捜索自体が難航すると思っていたのに、もう取り寄せまで済んでいるとは…。とても驚きました。

図書館を訪ね、実物を確認。2冊のうち片方が私が読んだものっぽい…と直感で思いましたが、2冊ともお借りして家で見てみることにしました。

結果として、私が20年前に読んだペットロスの本は2冊のうちの片方で
「ペットロス―家族動物の死を看つめて」
でした。
絶版となっていますが、まだ図書館などで読むことは可能です。古い本で古い情報だから良くないということもないと思います。ただ、海外著者独特のクセなどがあるため、それが苦手…という方には不向きかと思います。

今回、私は初めて図書館のレファレンスサービスを受けて、その凄さに圧倒されました。懸賞の問題や医療・健康・法律など相談出来ないこともあるようですが、資料(本)探しに困ったときにはこのサービスを思い出して利用してみてください。今は自分で色々とWeb検索が出来ますが、やっぱり専門家は違う…と思いました。

最後に、今回お世話になった図書館の皆様、本当にありがとうございました。

レファレンスサービスの利用方法(徳島県チャンネル)


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