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「Riddle」がプロチームになってくれたことの凄さ。


早く書きたいので自己紹介省きます
まじで感動してます

自分はいっつもeスポーツを追っているので、大体のチームの把握はしているんですが、特にRiddleというチームは異質でした。

僕もそこまで詳しいわけではないので、曖昧な部分が多いのですが、チーム自体は確かかなり昔からあって(オーナーのボドカさんを知ったのがCoDのWWⅡ時代で、その時には確かあったはず)、ここ最近「フォートナイト部門」の設立によってその知名度は更に跳ね上がったのではないかなと思います。

ちょこちょこ見るようになったのも、フォートナイトにハマりだしたのがきっかけでした。

自分がeスポーツを追う立場になって、一番の課題というか、直していかなければならないなと思う部分が視聴者からの"異常"な「プロ意識」でした。

当然プロゲーマーという立場はスポンサーさんやチームがいて、自分のプレイに価値を見出してそれに見合う給料を出してくれているわけですから、ある程度のモラルや発言は必ず守らなければなりません。

ただ、その発言のレベルがかなり難しい部分があったと思います。

芸人さんだって、テレビで活躍してその給料を頂く、つまりスポンサーさんのお陰でテレビがあって、活躍の場を設けてもらうことでお金を頂けている。

ただ、ふざけてもそれは芸人さんのお仕事ですから、過度な下ネタがあっても、自分の醜態を晒そうとそれはお仕事なので問題は無いはずです。

プロゲーマーは芸人さんではないですけど、例えば配信中の冗談で面白おかしくふざけたことを言ったりだとか、多少ネットで下ネタを言っても、それはスポンサーさんの尺に触ることは多分、無いはずです。

ただ、自分がeスポーツチームである「Quintette」に加入してから学んだことなんですが、やっぱりそういう大人が絡んでいると自然体でいられないことが多いんです。

ちょっと逸れたかな、つまり何が言いたいかと言うと、その配信や動画でふざけていたって、プロゲーマーの方が"頑張っていない"わけがないんです。

だからちょっとプロの人が別のゲームの動画の配信や動画を投稿すると、「フォートナイト練習しろよ」だとか、「練習しなくて大丈夫なんですか?」というコメントが多く見られてしまうわけです。

プロという言葉の敷居が高すぎるなあと思うことが多かったんですね。

自分はゲームを頑張る人間が好きで、eスポーツというものが素晴らしいものだなあと思っていたのですが、どうしても知れば知るほど「強いゲーマーがプロになることって本当に幸せなことなのか」という不安というか、そういう思いが強くありました。

アマチュアでも活動できないことはないし、負けたとしてもプロとして活動しているわけではないから、責任をとる必要もない。
負けて責められることも、プロと比べれば少ないはずです。

で、前置きが長くなりましたが、自分がもしチームを作るとすればと考えた時、理想的なチームがこの「Riddle」でした。

言わずもがなですが、このチームのオーナーである「ボドカ」さん、「ええ加減にsayよ」で有名な方なんですけど、チャンネル登録者は47万人を超える超有名ゲーム実況者の方で、インフルエンス力が桁違いにあるわけです。

なので、このチームに入るということは、莫大な地名力を得ることと等しい意味がありました。

プロゲーマーという職業に憧れるまず大きな要因として、ゲームをすることでお金を得られるという部分が大きな意味を占めてると思うんですが、さっきも言った通りプロには物凄い責任が付きまとうので、メリットデメリット両方があります。

となると、今の時代賢い生き方としては、自分のプレイだけで人を魅了できるのなら、そのスキルでプロになるよりもYouTuberとして生きた方が、責任も無く、お金を得ることができるので、ゲーマーが幸せに生きられる方法はそっちなのかなと思っていたわけです。

小中学生のなりたい職業ランキング2位にランクインするこの「eスポーツ選手」という存在は、業界として誇らしいものがありますが、現実を知っている大人にとって、それが本当に正しい選択だと言えるかどうか難しい部分があったと思います。

その理想を叶えていたのがこれまたRiddleで、所属選手が皆桁違いの実力を持っており、先日行われたフォートナイト「デイリートリオカップ」では、アジア1位、2位、3位をRiddleのメンバーが占めるという前代未聞の功績を叩き出しました。


選手としての強さは勿論、選手個人のYouTube動画も非常に面白く、主力メンバーである「ぼぶくん」、「まうふぃん」は動画の平均再生数十万、生放送をすれば一度に一万人を集める程の人気を博しています。
日本におけるeスポーツチームのあるべき存在にも思えました。

そんなチームが、今日プロ入りを果たしました。

国内ではトップの動画ストリーミングサービスであり、日本最大のeスポーツ大会「RAGE」の運営でもあるCyber Zが提供する「OPENREC」がスポンサーとなり、彼らはれっきとしたプロゲーマーの一員となりました。

間違いなく今年、或いは過去一番と言っていいほど、eスポーツがより良い方向に進んだ瞬間であったと思います。

オーナーは先ほども説明したように、圧倒的な人気で視聴者からの支持もあり、信頼が熱く、選手の腕っぷしはフォートナイト界では知らない人はいないといっても過言では無いでしょう。

しかも、多くの人間が「アマチュア時代」だった彼らのことを知っているはずです。
それはつまり、プロである彼らを好きになっているのではなく、"好きだった選手"が、プロになったということを意味します。

これはどういうことかと言うと、プロゲーマーとしてではなく、多くの人間からいちゲーマーとして正当な判断をしてもらえるということを意味するはずです。

このような存在が、eスポーツには必要でした。

フォートナイトというゲームで第一線を走るプレイヤーは、非常に若い選手が多いです。

トップフォートナイトチームである「クレイジーラクーン」の選手も十代が多く、まだ将来に対して不安を持っている選手も少なくありません。

それはプロでもアマチュアでも関係なく、若いゲーマー全てに当てはまることだと言えるでしょう。


(この動画まじで勉強になると思うので、eスポーツ興味ある人は全員見てください)

今までアマチュアだった有名選手が、プロになることでどのような変化があるのか、やっぱりアマチュアのままの方が幸せにいられるのか、それでも日本でプロゲーマーになることに意味はあるのか、これからの活動で大きな学びをこの日本のeスポーツに残していってくれることは間違いありません。

とはいっても、何回も何回も言いますがこのボドカさんという方はeスポーツに対しても非常に知見のある方ですし、本人が暴言等のリアクションで人気を得た人なので、成功することは間違いないと思います。


(本人もプロチーム始動動画でそう仰っていました。)

本当に、本当に明るいニュースです。

子供たちが、「こんなプロゲーマーになりたい」、「将来こんな職業について、こんな生活をしたい」と言えるようなはっきりとした具体例が、今日生まれたように感じています。

急いで書いているのでもう脈略がむちゃくちゃになっていると思うんですけど、何かと叩かれやすいeスポーツに、Riddle、そしてボドカさんが両足をつっこんできてくれたこと、それだけで今日のeスポーツは各段に成長しました。

これからのeスポーツ、そしてRiddleの躍進が楽しみでなりません。


ちょっとずつ頂いたサポートを貯めて、色んな場所に行って色んなeスポーツの人とお会いしたいと思っています。 良ければ協力して頂けると幸いです。