見出し画像

どうしてミスするの

ケーキ屋さんの仕事は毎日が固定化されやすい
焼き菓子や溜め込んでる生菓子とかは在庫を見ながら何日かに一回仕込みを入れるとかになるのだが、その日に店頭に出すケーキに関してはラインナップをガラリと変えない限りそんなに作業は変わりないと思う。

ケーキ屋さんの中でお菓子のラインナップはそうそう変わるものではない。
大体季節商品などはその時によって変わったりするが基本はほとんどの商品は通年出しているものだったりして仕込みも回数が多くなると思う。

回数が多くなると困ってくるのが仕事に慣れすぎて機械のようにこなこなしてしまいがちになることだ。

自分は本当にそれになりがちだと思う。

そうするとどうなるのかというとふとしたミスが増えてくる。
本来なら未然に防げるものだったりしてしまってもその後気づけるタイミングがあったりするものだが、毎日の作業に慣れすぎてしまうとつい流れ作業になってしまってミスしてしまった後に気づいて確認すべきところで確認しなくなりがちだ。

そしてミスをしてしまった後上司から叱られるのだが、その後もそのミスについて考え込んでしまって目の前の作業に集中しきれなくてまたミスしてしまったりと悪循環になりがちだ。

どうにかこの悪循環を無くしていきたいのだが最初は意識できていても毎日を繰り返していくたびにまた流れ作業になりがちになってしまうのだ。

だから同じ職場の中でも自分がミスする割合がかなり多い気がする。
ミスするたびに「あぁ、自分はダメな人間なのかな」と自己否定しがちになってしまうがその度に次は絶対にミスしないようにしよう!と思っていても
また忘れた頃にミスをして悪循環に陥ってしまう。

こういう時にミスをしても平気そうにしている人が羨ましいなと思う。

もちろん本人からしてみればしっかり落ち込んでいるのかもしれないけど、昔はミスをしたらそれに対して反省の色を周りに見せて行かないといけないのかなと思っていたけど最近はそうでもないなと思っている。

ミスしてしまったことは取り消せないのだ。
なぜならもう過去のことだから。
過去のことをいつまでも引きずっていても前に進めないし目の前のことが見えなくなってまた繰り返したりもする。

だからミスをして反省するのも大事だが、次はどうするのかという「対策」の方が大事なのかなと思っている。

自分ではそう思っているが自分がミスした時の対応はその通りではない。
どうしても自分を責めてしまう人格が必ずいるのだ。

てことを考えると案外しょうがないこともあるのかなとも思えてきた。
そもそも人間の性格の関係上、確かにミスが起きた時に引きずってしまう人と、あまり考えすぎず次に向かっていく人がいるのが当然で努力次第では前者が後者になり得れるのかもしれないけど、根本的なポテンシャルの関係で慣れない人もいるんだろうなとも思う。

その仮説でいくとミスばっかしてしまう自分はどうも現場で作業するのがもしかしたら向いてないかもしれない。

もしそうなんだとしたら自分に何ができるんだろう。
少なくてもお菓子には携わっていきたいけど、仕事の向き不向きで考えてしまうと社会ってとても複雑でよくわからない世界で生きていくって大変だなと思った

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?