見出し画像

竹ペンで描く猫 その19 先輩猫

先輩猫の話の続きです。

これが最古の写メ。
外は大雪の3月。拾って3日ほど。

画像8
画像1

冬の近所の公園で、ちんまり仔猫が座っていて
立ち止まると寄ってきて「なんかちょうだい」
という、案外フレンドリーな猫。

名前はホッケ

背中の柄見て、ほっけ魚の開きに似ていたから。
は?お魚にちなんだ、キャッチーな名前ですよ。笑

初めての猫飼いになった我々に対して、
いろいろと勉強させてくれます。
何を考えているのか、宇宙人くらい難しいけど
さすがに一緒に住んで10年以上だからか、
少しだけ私の言うことが理解できるようになったと思うことも。

私「窓開けようか」「ごはんにする?」「かわいいね」
  ↓
ほ「外見たい」「お腹すいた」「当たり前よ」

人間として成長すれば、中学生の年。
でも中身は永遠の子供のような、
立派なおばちゃん猫になりました。

後輩猫を拾ったことも「しょーもない!」と不満げに許し、
日々、後輩だけを嫌いながら😹
老いと病と闘い大人の距離感で暮らしています。


思えば
猫を拾ったきっかけは、
おそらくこれじゃないか?と
思う出来事がありました。

ホッケに出会う数日前、
初めて豪徳寺を訪れていました。

「豪徳寺」といえば、
猫好きな方ならお気づきの方も多いかも
しれませんが、招き猫由来のお寺です。
彦根藩主の井伊直孝が鷹狩に訪れていた時
猫が手招き、寺で一休みすることに。
…ちょうどその時、雷雨が!

Lucky!

てことで、幸福の招き猫が爆誕です。


(その当時、豪徳寺をお参りする様子↓)

画像2
画像3
画像4
画像5
画像6

数日後、まさか猫を拾うとは微塵も思っておらず
呑気に招き猫を品定めしている私。

画像7

この数日後、
雪が降りそうな気配を感じながら夫と帰宅時
公園を通りがかりながら
「そう、この公園のベンチに仔猫が座っていてね…」

などと話していたら
なんと、同じ場所にまたいた!
同じく寄ってきて「ごはんない?」と言う。

もはや…これは運命としか言いようがない。
勝手な人間の所業に思えもしたが;覚悟を決めた我々。
まるで拐かしのような思いで、
蓋つきのカゴを持ってきて捕獲。
(これが悪い人だったら、と思うとゾッとする💦)

パニックになったホッケさんは、
しばらく箪笥の下に3日間籠城。
(怖かったろう、大変申し訳なかった、
勉強が足りなかった;今でも反省)

夜中、車で24h大型スーパーに買い出しに
向かい、必要なものを一式を揃えました。

画像9

13年も前の話。
ホッケさん(初猫)拾ったきっかけの話でした。

この記事が参加している募集

#猫のいるしあわせ

21,863件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?