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社会福祉法人法務支援クニモト法律事務所、始めました。

昨年、大阪市中央区谷町周辺に保育園2拠点を運営する社会福祉法人大阪あゆみ福祉会の理事長に就任しました。理事長になってみて、保育園というところはこんなに次から次に労務課題が立ち上がってくるものかとやや驚きました。20年以上、労使双方から依頼を受け数多くの労働事件を経験してきた自分にとっても、簡単な課題はひとつもありません。それでも自分はまだ労働法制に関する基本的な知識と知見があるので、園長らと相談しながらその場で判断していくことが出来ます。そこでふと思いました。「ほかの園ではどうやっているのだろうか」。

保護者から意見やクレームが寄せられたとき、多くの場合は保育園側に何らかの課題や問題があります。誠意ある対応と共に具体的な対策にも着手しなければなりません。しかし現実の保育園とスタッフには能力的な限界もあり、局面ごとに難しい判断を要します。自分はこれまで他の保育園から依頼を受けたときと同様、法的責任をベースとして思考し、弁護士として様々な案件に関わった経験をフル動員して判断をつけていきます。

保育園運営に関わる人々の殆どは、保育の専門家です。その専門性がいかんなく発揮されてこそ、子どもたちは1日いちにちの園での生活と遊びを全うすることができます。
他の様々な保育園と社会福祉法人においても自分が弁護士として労務法務の部分を引き受けることで、保育の専門家が本業である保育業務に専念できる条件を生み出したい、2024年2月1日、そういう思いでクニモト法律事務所を始めました。


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