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【出産レポート②】手術当日ー産まれた!!

入院2日目、手術予定日当日。

病院によって違いはあるとは思いますが、帝王切開出産時の流れ、出産後について書きます。

※手術の生々しい表現も含まれるので、苦手な人はご遠慮ください。

手術前〜いざ、手術室へ

前日に私の手術は2番目で、11時ごろになりそうとの報告を受ける。

当日は、午前0時以降は何も食べれず、午前6時以降は飲水もできない。

が、手術時の脱水を防ぐために、0時から6時までの間にアルジレットウォーターという経口補水液を500ml飲むようにと、渡される。

これが地味にしんどい。

手術前日、ぐっすり寝たいのに、夜中に500ml飲むのは尿意も催すし、結構飲むぞ!と思わないと飲めない。実際、前回の手術時はうっかり寝坊して350mlくらいしか飲めなかった;

今回は、手術前の緊張からか、産後の授乳に備えて身体がもう起きるようになってしまっているのもあるのか、夜中幾度か起きてしまい、その度に、125mlのパックをぐい飲み。

また、朝方も5時くらいに自然に目が覚めてしまったので、シャワーを浴びて2パック一気飲みして500ml達成!

渡された手術着と、手術用の紙パンツに着替えて、朝の体調チェックを実施。ママの体温、血圧、赤ちゃんの心拍等を確認して、点滴による補水を開始。

あとは、順番がくるのを待つのみ。

特にすることもなく、無駄に早起きしてしまった私は、ここでしばし仮眠。



10時過ぎ、予定より少し早く、手術が開始されることに。

ここで主人に連絡し、主人は慌てて自転車かっ飛ばして病院まできてくれた。もう今から手術室へ移動というまさにその時に主人到着。なんとか間に合った!!

元気な妊婦のため、病室から手術室まで歩いて移動。

手術室の手前で、本人確認や同意書の確認を行い、ここで主人ともお別れ。

これが今生の別れになりませんようにと願いつつ、自ら歩いて手術室に入り、ヨイショと手術台に上り、横になる(笑)

初めての時は、え、これ自分で行くんですかってビックリ。多分これって、帝王切開手術出ないと経験できない気がする^^;

手術開始・・・そして誕生!

手術台に横になると、血圧計やら体温計やらいろんなモニターが装着され、麻酔の準備がされる。

背中を消毒して、横向きに丸まって局所麻酔をしてから、脊椎麻酔を開始。

局所麻酔をしているから痛みはあまりないのだけど、背中の中を何かがググッと入ってくる違和感と気持ち悪さがある。思わず背中をのけぞってしまってやり直し・・・そんなこんなで3箇所ほど麻酔をして、仰向けに。

徐々に右足から痺れてくる感覚。だんだん左足にも広がって麻酔が効いてくる。麻酔の効き目のテスト(冷感テスト)を何度が行い、胸下まで感覚がなくなってきたら、いよいよカバーが被せられて手術が始まる。

3回手術しているけど、いつもここが一番緊張する。もし麻酔効いてなくてメスを入れた時に痛みがきたら・・・なんて良からぬ妄想が走る。。

担当の先生が入ってきて確認が始まり、いよいよ手術開始。ここまで入室から30分くらい。

手術中は意識はあるが、何が行われているかはわからない。でも、徐々に肉の焦げたような匂いがして、あ、今電気メスでお腹を切っているんだなというのはわかるw

あと少し皮膚を引っ張られる感覚も残っている。

ドキドキしながら、経過を見守り、15分くらいだろうか。助産師さんがもうすぐだからねと言って手を握ってくれる。

そして、お腹をグググっと押される感覚が数回あったのち・・・

おぎゃ、、おぎゃおぎゃおぎゃぁぁぁぁぁ!!!!

元気な産声が聞こえて、ついに産まれた!!!!!!

まず、元気な産声が聞こえたことに安堵して、感情が高ぶってくる。

洋水を拭いたりと処置をしてもらっている間も、元気に泣き声が響いてきて、これはやんちゃな子になるかも・・・?なんて思ったり。

そしてついに対面!

髪の毛がフッサフサで唇ぷっくりの可愛い天使がそこに!!👼

目元はなんだか上2人にすでに似ている💓

ほんの一瞬しか会えなくて、ちょっと頭をなでなでできたくらいだったけど、無事産まれてきてくれたことが本当に嬉しくて愛おしくて涙が込み上げてきた。

3人目でも、さしたる産みの苦しみを経たわけでなくても、やっぱり誕生の瞬間は感動的で込み上げてくるものがある。

あっという間に我が子は、助産師さんに連れて行かれて、小児科の先生の元へ。

私も術後の処置をしてもらい、その後30分から1時間ほど安静にしたのち、ベッドに移り自室に運ばれる。手術室入室から、所要時間2時間ほどのあっという間の手術。主人ともここで再会。

私、生きて戻ってまいりました^^

術後の経過、赤ちゃんとの対面

術後、麻酔が切れて感覚が戻ってくるまでしばらく時間がかかる。

私は、足に浮腫防止用の空気ポンプを装着され、最初は30分おき、徐々に1時間おき、2時間おきにと次の日の朝まで定期的なチェックを受ける。

チェックされるのは、体温、血圧、脈拍、出血具合、そしてお腹の収縮具合。術後の傷の痛みは、点滴でしっかり痛み止めを入れてもらっているため、そんなには感じない。

多分、明日の歩行開始が最大のハードルだろう。


そして、産まれてきた赤ちゃんはというと、出産後は元気な泣き声をあげてくれたものの、呼吸が苦しそうとのことでGCU(Growing Care Unit:未熟児室)に入院して酸素による呼吸サポートを受けることになってしまった。

諸々の検査や処置が終わるまで、主人も私も赤ちゃんとの対面が叶わず・・・

保育器に入っている我が子に再び会えたのはその日の夕方だった。

主人は初めての対面となったのだが、帽子をかぶり、鼻にマスクを当てられ、心電図等の機器に繋がれうつ伏せに寝かせられている我が子の表情をしっかり見ることはできない・・・

やっぱり少し寂しいよね。

小児科の先生から説明を受けたのは、

・本来分娩を通じて呼吸のスイッチが切り替わるが、今回帝王切開で急に外の世界に出てきたため、呼吸が慣れるのに時間がかかっている

・本来肺から羊水が吸収されて肺呼吸に移行するが、この子の場合、まだ羊水が残っていて呼吸が苦しくなっている。

・酸素でサポートをしていて、徐々にサポートを軽くしていきながら、自力でしっかり呼吸ができるまで様子をみる

とのことだった。

最初、呼吸が苦しそうでサポートしているときいた時には、一時的なものなのかなと思っていたけれど、意外と1〜2週間を目安に入院期間が設定されていて、私の方が早く退院する可能性も高いとのこと。

傷の痛みを癒しながらの母子同室を覚悟していただけに、思いのほか入院中の時間ができた。

我が子に保育器越しでしか会えない入院生活になってしまうことに寂しさを覚えつつも、きっとこれは

「退院したらいっぱいお世話してもらうから、今のうちにゆっくりしてねーー」

という息子からのメッセージなのかもしれない(笑)

きっとこれが1人目の子だったら、普通の母なら寂しくて心配でたまらないのだろうけど、ここはやはり3人目だからなのだろうか、

入院中ゆっくり寝れる!!

とまず思ってしまった私は、やはりダメ母なのかもしれない(笑)

出産レポートの内容は、今後薄くなりそうだけど、明日から歩行や搾乳して届ける新たなミッションも始まるし、また経過は記載したいと思う。


何より、息子へ。

誕生日おめでとう!!!!

よく出てきてくれたね。もうちょっとでさらにお外の世界も見れるから、頑張れ、ガンバレ!!


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