モネ展
大阪中之島美術館で開催されている『モネ 連作の情景』へ行ってきました。
モネ展も中之島美術館も初めての体験だったのですが、洗練された空間で、絵を楽しむ時間がとても心地よかったです。
モネの作品と出会って感じたことが、どの色にも「光」が宿っているということです。とくに淡い色合いが印象的でしたが、「大気までも捉えている」といった説明書きを読んで、まさしくその通りだなと。
モネは画家人生を歩むなかで、ひとつの対象物を時間や季節を変えて描く「連作」という手法にたどり着きます。
例えば、ロンドンのウォータールー橋にて「曇り」「夕暮れ」「日没」という連作を描いています。
時間が異なれば。季節が異なれば。同じ場所でもまったくの別世界。
そこに気づき、大気というミクロまで捉えたモネの作品には、心動かされ、ずっと眺めていたいなぁという気持ちになりました。
音声ガイドを借りたことで、モネの世界をより知ることができたのも良かったです。
モネの歩みとともに移ろう作品をたどり、「誰だって最初から完成している人はいないし、どんな経験も次につながるための「点」なんだ。」と、クロード・モネという一人の人間、彼が生みだした作品から、学ばせてもらいました。
もっともっと美術鑑賞にも積極的になりたいな。
そう思わせてくれた1日です。
いつも読んでいただきありがとうございます☆