コワーキングアドベント2023(12月4日)| 2024年にやることを整理する
大阪 福島のコワーキングスペース「GRANDSLAM」さんからのご紹介で、アドベントイベントとして、コワーキング的なブログの12月4日の分を担当してみることになりました。
前回の投稿で、12月末でONOMICHI SHAREの事業責任者を卒業することを述べました。いろいろな反響ありがとうございます。自分のなかでは、ONOMICHI SHAREであることと自分の取り組みの整理をそろそろしないとなと考えていたところなので、それをせっかくなので今回やろうかなと思います。
ONOMICHI SHAREでやるべきこと
コワーキングスペースの提供
会員さんの利用サポート
利用予約管理
施設管理
私個人の取り組み
移住者や町の接点づくり(つながる機会やナレッジシェアの機会づくり)
インバウンドやワーケーションなど、町としての可能性に対してのアイデア、企画を実行していくこと
尾道の発信
コワーキングの集合知に対しての探究
県内や地域内でのコワーキングスペースのネットワークの活性化
県内や地域内でのコワーキングに対するリテラシーの向上(学び合い)
県外コワーキング事業者との連携
県内外の人の接続、ローカライズ
尾道のなかでの異文化コミュニケーション
ざっくりとはこんなところでしょうか。一応、上記それぞれONOMICHI SHAREの事業責任者兼コンシェルジュとしてどれも行ってきました。
以下、少し話は逸れます。
ONOMICHI SHAREは運営会社が存在しておりそこの1事業です。入社当初はそれを意識して、私個人としてゴリゴリに企画を持ち込むことをせず、コワーキングとはなにか、コンシェルジュ機能とは何かという個人のない純然たるサービスの向上に専心していました。
2019年。会社組織の再編・整理などがあり、コワーキングとして単体の事業での収益性をこれまで以上に問われるようになりました。すなわち、なりふり構わえなくなった時点で、私は個人をONOMICHI SHAREに持ち込むことになりました。それはすなわち、ある種の属人化を生むこととになると、わかったうえでその選択をしたわけです。※その後コロナ禍になり、個人企画がさらに進み今に至ります。ここには私個人の成長もありました。
コロナ禍は社会的に、テレワークを促進させました。それは、決まった職場ではない場所で働くことそのものが一般化されました。定着したわけではなく、「いままでなかったことが存在して、存在を知ってしまった」ということだと思います。選択できるかどうかは、改めて会社単位で変わりますが、ただその存在は周知された、ということです。
…つまり何がいいたいかというと、コワーキングスペースを利用される方が単純に増えました。どれくらい増えたかというと、スポットの延べ人数だけで比較すると、コロナ禍以前の3倍の利用者数になりました。
単純なテレワークだけでなく、ホッピングされる方=デジタルノマドの方など個人ワーケーションも増え、もともと旅先として魅力の高かった尾道が改めて選ばれるようになった、ということかと推察しています。
この変化のなかで、私自身もかなり活動の幅を広げました。そこで、私が至った気づきは「純然たるサービスで施設が維持されることが一番健全である」ということです。施設の認知を上げることや役割を確立するためにいろいろ動くことは大事だと思います。一方で、施設の役割は何かという定義づけもしておかないと、どこまでもやれることが増えることになります。(それは良いことでもありますが、リソースに限りはあります。)
なので、ようやく施設として利用される機会も増えてきたこともあり、このタイミングで上記のONOMICHI SHAREと個人の活動の整理をすることにしたわけです。施設運営やイベント企画、まちの取り組みなど全てを行ってきたなかでの自分のリソースの限界。そのなかでようやく冒頭の様に言語化してテーブルに並べることができたなぁとそんな感覚です。いよいよ整理していきますし、その上での結論として、ONOMICHI SHAREとしては冒頭の役割で僕はいいと思っています。
とりあえず、今の時点ではここまで。年内もう少し整理を進めて、2024年は個人としていよいよ注力したいと思ってきた活動につなげていこうと思います。(あとは、現場担当される方向けのノウハウや相談相手としての役割は自分の経験が役に立つなら何か提供できるようになれればいいなとも思うことがあります)
※コワーキングアドベントカレンダー2023は以下の内容で続きます。
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