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現役コピーライターが、みなさんの質問に答えました! 〜仕事編〜

よりみちコピーライター、この記事でちょうど100記事です!

noteを始めてから2年。シノとハギ、広告制作会社のコピーライターふたりが手探りで続けてきました。

100記事という大台を超えられたことが嬉しいです。

「今日の注目記事」にも何度か取り上げていただき、最近ではニュースアプリ「SmartNews」に記事が載りました。

フォロワーさんが500人を超えたあたりから記事について問い合わせもいただくようになり、あたらしいつながりを実感しています。

記事も積もればコンテンツとなる

今回は、100記事を記念してみなさんからの質問に答えていきます!

SNSなどで「聞きたいこと」を募集したらたくさんの質問をいただきました。ありがたい~。

仕事編として、15個の一問一答です。それでは早速、いってみましょう!

よりみちコピーライターのふたりに聞きたい15のこと ~仕事編~

【1】好きな広告とその理由は?

シノ 最近だとピクルスのリレーっていうマックのCM。自分も子どもの頃ピクルスが苦手で、母に食べてもらっていた。それは個人的な体験だと思っていたけど、CMになっていて驚いたから。

ハギ どん兵衛のマンションポエム風の広告。プロが本気でふざけてるクリエイティブっていいですよね。何がいいって、注釈とか細かい部分までこだわってるところです。

【2】コピーライターになりたいと思ったきっかけは?

シノ 直接のきっかけではないけど、今パッと思い出すのは、高校2年生のとき。バスケ部の3年生が引退するので2年生全員で手紙を書いて渡したら「あなたの手紙だけだよ、泣いたの」と言われて、言葉で気持ちが伝わるっていいなと思ったこと。

ハギ 大学生のときに、毎日広告デザイン賞で最高賞を受賞した小学館の広告(こくご、さんすう、りか、せかい。)を見て、いいなと思いましたね。でも、言葉を専門で考える人がいるとは知りませんでした。サークルの先輩でコピーライターになった方がいたので、自分もなろうと決意しました。

【3】コピーライターの仕事の楽しさは?

シノ 広告にかぎらず、友達や家族、SNS、政治家、お笑い芸人、映画やドラマや本…世の中のいろんな言葉と向き合えること。

ハギ クライアントを通じて、自分の知らない世界を知れること。作業は理詰めな部分も多いけど、言葉遊びの感覚もあって楽しい。

【4】尊敬するor好きなコピーライターは?

シノ 筒井晴子さん。 ADBOXのセミナーで聞いた話がすごく印象的で、今でも折りにふれ思い出すので。

ハギ 児島令子さん、尾形真理子さん。女心に刺さるコピーが多くて・・・!

【5】仕事のオンオフはきっちりする?しない?(コピーを日常的に考える癖がつき、ある意味ずっと仕事しているかも、というコピーライターもいると聞いたことがあるので)

シノ コピーや企画を考える仕事だと、ずーっと頭の片隅にあるのでほぼオンとも言えますね。完全なオフはその仕事が終わったときかも。

ハギ したいけどできてない(笑)おもしろい言葉に出会うとメモしちゃいますね。

【6】仕事の絶望からの復活劇

シノ 実務以外でコピーライターとしての勉強やインプットを積極的にやるようになってから気持ちが復活してるかも? 知らんけど。

ハギ まだ本当の絶望を知らない。

【7】仕事で泣いたこと(逆に幸せだと思ったこと)

シノ 3年目くらいにコピーライターの上司にダメ出しされて、悔しくて泣いたなー。幸せだと思ったのは、仕事を超えて「一緒にご飯行きましょう」って言ってくれるクライアントがいたこと。

ハギ 仕事が積んで勝手にあわあわすることはある(溜め込んで泣くタイプ笑)。上司も仕事相手も基本的にみんな優しいのでありがたいです。

【8】勝手に流行語大賞予想

シノ えぐい、いわゆる統一教会、治安が悪い。

ハギ 〜なんよ(例:良すぎるんよ)、ずるい(例:ずるい仕事術)

【9】どんな広告を作りたいですか?

シノ 年鑑に載ったり、話題になったりするものが作れたら一番いい。でも、今は関わったチームの人たちが振り返って「いい仕事だったね」と言えるような広告を作りたいです。

ハギ 深イイと思えるもの(回答が浅イイ)

【10】妄想を膨らませて「こんなことをデザイナーと一緒にやってみたい!」と思うこと(仕事じゃなくても)

シノ ヤバい喫茶店とか古民家カフェとか変な本屋とか、お店をやってみたい。

ハギ アートブックフェアに行った影響で、ZINEを出してみたいです。

【11】上手いコミュニケーションのとり方が知りたい(お二人コミュ力高いので)

シノ 人見知りなのでむしろわたしが知りたい…。ただ、誰かと話すときは、みんな自分が持っていない感情や情報を持っていて面白いな〜と思っています。

ハギ 全然アドバイスできる立場じゃないんですが・・・自分の経験で言うと、人に興味を持ってから雑談とかには困らなくなりました。

【12】苦手な人との接し方(会話に入っていく方法とか、デザイナーと目線が違うと思うので)

シノ 一歩引いた視点から、自分とその人を俯瞰して見る。苦手な人と話しているわたしってぎこちないな〜みたいに。生理的に無理な場合は近づかない。できるなら関わらない。

ハギ タモリさん曰く、「苦手な人がいたら嫌だなって思うより、面白がる目で見ると嫌なところが面白くなる」そうなので、私もこのマインドで生きたいです。

【13】残業の乗り越え方

シノ 自分が必要だと思ってかける時間は残業にならないので、やらされる仕事に限って言えば、Macの画面の前で悪態をつき(まわりに人がいない場合)、好きな音楽をかけ、テンションを上げて作業する。

ハギ 脳内で応援団を飼う。「はい頑張っていこ〜!」「できるよできるよ〜!」みたいな感じで(笑)

【14】これからやってみたいこと、挑戦してみたいことは?

シノ プライベートでは韓国に行きたい。あとラジオが好きなので音声メディアで番組をつくりたい。

ハギ 会社の60周年イベントがすごく楽しかったので、イベントを企画してみたい!

【15】映画や広告のコピーで刺さったものは?(その理由や背景)

シノ TikTokの「きみが次に好きなもの」。今じゃ遅いんだね!?次なんだね!?って震えました。スワイプする時間も与えず次々と表示するコンテンツで溺れさせる爆速メディアの特徴を言い表してる。すごい。

ハギ 石原さとみさんが出演しているハミングフレアのCMで、「この香りは〜私だけを優しく包みこむ」と言った後に「あ〜今どきだわ」って言うのがちょっとドキッとしました。表現の逆張りとでも言うのかな。

質問に答えることは、今の自分と向き合うこと。

いかがでしたか。

シノとハギ、ふたりの現役コピーライターが素直な気持ちで答えてみました。

改めて、質問をくださったみなさま、ありがとうございます。

やってみてわかりましたが、質問に答えるって、気持ちを言葉にして今の自分と向き合うことでもあるんだなと。

貴重な体験で楽しかったです!

次回の記事は「プライベート編」。コピーライターにはどんな推しがいるのか、おすすめの本や休日の過ごし方などの質問に答えます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。面白かったよ〜という方はスキやフォロー、コメントをぜひ。よろしくお願いします。

文:シノ

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