2021年”やらない”ことリスト

どうも、ハギです。年明け早々、２度目の緊急事態宣言で慌ただしい１月ですね。休みの間に今年の目標を考えていたのですが、やってみたいことが浮かんでも、行動が制限されている今はためらうな〜とモヤモヤしていました。

そうだ、こんな状況下なら今年はやりたいことよりも"やらない"ことを決めようと思いつきました。

ときめきの賞味期限

きっかけは、年末年始の断捨離。家でゆっくり過ごすと決めていたので、本を読む、映画を観る毎日。スマートフォンを触る時間も減って、とても充足感のある時間を過ごせました。

同時に、積ん読や観られていない映画の多さを目の当たりにして、反省しました。せっかくお金を払って買ったのに、その対価に見合った使い方ができていない。そして悲しかったのは、買った当時は期待やワクワクを感じていたはずなのに、今はあまり興味が湧かないものに変わってしまったこと。

片づけコンサルタントのこんまりさんの言葉を借りるなら、ときめきを感じなくなってしまったのです。

もう１つ思ったことは、読もうと思っている本や観ようと思っている映画に自分が自由に使える時間が足りないこと。それでも日頃見たいドラマなどはたまっていく。インプットする量に対して自分のキャパが明らかに足りていないのです。

そこで、３つのことをやめてみようと決めました！

（１）電子書籍を買わない

ここ数年、紙よりも安くて場所を取らないという理由から電子書籍派だったのですが、#読書の秋2020に参加した際、久しぶりに紙の本を買って、その考えがグラグラ揺れました。背表紙を持つ、ページを手でめくる、ちゃんと本を読んでいる実感がありました。情報収集の目的ではなく、じっくり読書するなら紙の本がいいですね。

電子書籍の利便性は言うまでもないですが、スマホやタブレットで読んでいると通知やメールが入ったり、違うアプリをいじったり、SNSを見てしまったりと誘惑が多いもの。

また、端末に本のデータが残り続ける状態。それは永遠に整理されない本棚とも言えます。

マイクロソフト元日本代表で実業家の成毛眞さんの「本棚にもルールがある」の本に次のような言葉があります。

読む本が新しくならず、本棚の中身が例えば１年前と代わり映えしないようであれば、自分自身が過去１年間まるで成長していないことを意味する。

まさに、電子書籍の本棚はこのような状況に陥ってしまいやすいと気がつきました。

もちろん本のデータをためておけることは便利ですが、それらすべてを読み返す時間がないのならあまり意味がない。また、電子書籍派になってから積ん読が加速化してしまったので、今年１年は買うことを控えてみようと思いました。

（２）”後で見る”をためない

SNSや動画配信が普及してから「後で見る」という行為は、ごく当たり前になりました。Twitterはいいね機能、Youtubeは後で見る、アマプラやNetflixならウォッチリストやマイリスト。自分専用のTO DOリストもあるかもしれません。

しかしそれらはやがて、一生やらないリストに変わる可能性があります。

なぜそんなことが起きてしまうのか。それは、現代が情報過多だからです。私たちはSNSが現れてから日々膨大な量の情報を目にしています。途切れないタイムライン。毎日誰かのつぶやきがリツイートで回ってくる...。

私たちの時間は24時間以上増えないのに、入ってくる情報は増え続けているのです。

だから、私は「後で見る」が多くなってしまったら制限を設けることにしました。例えば、観たいと思っている映画リストは10本以内にする。増やす場合はどれかを観終わってからにする、といったように。

自分で制限を作れば、むやみに「後で見る」という先延ばしの姿勢も改善できると思います。

（３）物を増やさない

在宅勤務中心の生活になってから、家の物の多さが気になるようになりました。会社と比べて、家のデスクは仕事道具と私物が混ざっている状態なので、自分でメリハリをつける空間にしていかねばと思いました。

それで年末年始は断捨離をしていたわけなのですが、物を買うのは簡単なのに、物を減らすのってどうしてこんなに難しいのか...もったいない病なので余計に苦労します。これもきっと部屋のスペースに見合わず置きすぎ、ということなのでしょう。

人は空間を埋めたくなる心理があるらしく、収納などを買うとかえって物が増えてしまうそう。なので、今あるスペースでうまくやりくりして物を減らしていきたいです。

今の生活から引き算する

断捨離をして何かをやめること、手放すことで見えてくるものってあるなと実感しています。捨てることは本当に好きなものやほしいものが明確になったり、逆に今の自分にとって必要じゃないものもわかったり。

コピー本や文章技術に関する本も積ん読状態なので、今年はそれらをしっかり読んで勉強したいと思います。

みなさんもやらないことをいくつかリスト化してみてはいかがでしょうか？それでは、また。