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本の感想「先端医療と向き合う」

「先端医療と向き合う」生老病死をめぐる問いかけ
橳島次郎
平凡社新書
2020年6月15日 初版第1刷

生老病死に関わる先端医療の説明と〈もう少しくわしく〉とさらに考えさせる。

先端医療によって色々な選択肢が増え、命が救われる事もあるが、どこまでやって良いのかという倫理的な問題も出てきた。

体外受精により体に入る前の受精卵も「命」と言えるのか、出生前診断で命の選別にならないか等。

臓器移植、再生医療、治験や動物実験、延命治療、最期は病院か家か等色々な問いかけがされている。

日本と欧米特にフランスとの考え方の違いも書いてあった。

今自分に1番関係があるのは、老病死だと思っていたが、初めの章の生はいつからかという問いかけは、知らなかった事も多く驚いた。

精神疾患と脳外科医など他にも色々あり、今の医療は進んでいるけど問題も山積みだなと思った。

また、日本は欧米と比べると狭い世界で解決しようとしてオープンではないと思った。

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