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福沢諭吉様(2024/07/03)

一方的に親愛なる 福沢諭吉 様

聖徳太子からあなたに世代交代したあの頃、私はまだ子どもでした。
現代では見ることがない出で立ちの聖徳太子に対し、身近にいる中年男性のような風貌のあなたに、

「(人物が)普通のおじさんになっちゃったし、お札も一回り小さくなっちゃったし、なんか、ちゃっちくなった~!」

などと発言した事を、今でも鮮明に覚えています。

時は流れ、自ら働くようになってからは、あなたの価値が痛いほど分かるようになりました。

しかしながら、あなたは私の懐に入っても、すぐに去っていきましたね。
さぞかし居心地が悪かったのでしょう。

『自分の悪かったことに気が付いて改めるというのは立派なことだ。』
(福沢諭吉)

何十年前の子どもの生意気発言を、あなたが根に持っている…とは到底思えませんが、何十年前の自分の発言を思い返し、改めて反省しております。
本当にごめんなさい。

キャッシュレスが加速し、渋沢様への世代交代も相まって、あなたに会える機会はどんどん減っていくでしょう。
それでも、私はあなたのことを、いつまでもお慕いしております。

令和6年7月3日
新紙幣発行の日に寄せる よりどりきみどり


追伸:聖徳太子も、渋沢様も、お慕いしております♪

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