フォローしませんか?
シェア
鏡台の前で母が身なりを整えている。髪を梳き、襟を直し、指輪をはめる。そうして最後に乳白色…
夜、散歩をするとき、暗くて他人に見られないのをいいことに妊婦のふりをしている。下腹部のあ…
はじめて「死にたい」と思ったのは、小学二年生のとき。 はじめて「死のう」と思ったのは、中…
「らしさ」って何だろう。 『もっと可愛い柄にしなさいよ、女の子なんだから。』 と言ってファ…
先日、私は二十歳の誕生日を迎えた。 まだ全く実感がわかない。 相変わらず飽きずに"優等生"の仮面を被り続けている。 この仮面を自分のものにしたのはいつだろう。物心ついた頃だろうか。 少なくとも、小学4年生頃にはもう既に、仮面が私の顔に張り付いていた。 しかし、所詮仮面だ。 仮面は、いつか壊れる。 ◆友人からの手紙誕生日の前日、大学の友人Sからプレゼントが届いた。誕生日プレゼントだ。 Sは年齢の割に達観していて、「人生6回目です」的な感性を持った貫禄のある人だ。 Sには昨
私は趣味を作るのが苦手だ。 なぜなら、すぐに完璧さを求めてしまうから。 そもそも、趣味を…