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子供はみんな天才だ

芸術は爆発だ

おはようございます、吉岡悠人です。

「芸術は爆発だ」という名言をご存じでしょうか。
これは 芸術家 岡本太郎 さんの言葉です。

岡本太郎さんといえば、1970年に開かれた大阪万博のプロデューサーとしても有名ですよね。そこで創られたのが"太陽の塔"です。

そんな岡本太郎さんが残した、数々の名言。
今回は、その中の一つをご紹介します。

本能の欲求である

 どんな子供でも、さかんに絵を描きまくります。紙がなければ、手あたりしだいに、壁だろうが地べただろうが、ところかまわずです。あるいは、子供というものは遊ぶことがとても好きで、年中駆けたり、飛んだり、跳ねたり、瞬時もじっとしていないことをご存じでしょう。まったくそこに、生命そのものの躍動を見るような気がします。ところが、そういう子供が一心不乱に、じっとおとなしく絵を描いているのは、ふしぎに思われるほどです。見ていると、仲間がおもてで楽しそうに、きゃあ、きゃあさわいでいる。そのとき、自分も駆け出していって、一緒に仲間に入りたい肉体的な衝動がたしかにあるはずの子供が、表の遊びを犠牲にして、家の中で絵を描いています。それほど描きたいし、楽しいのです。子供の肉体の驚異的な躍動と同じ程度、あるいはそれよりもさらに激しいのです。
 つまり、絵を描くということは、たくましい本能の欲求であり、生命の喜び、知的活動として、だれでも身のうちに持っているものです。
 ところで、これほど激しい喜びであったのに、大きくなり、もの心がついてくると、不思議に絵を描かなくなります。いったいどうしてなのでしょうか。どんな理由があるのでしょう。

『今日の芸術』より

子供の絵なんて、なんでもない。ただの一時期の遊び、気まぐれみたいなものと普通の人は思っているかもしれません。しかしこれは、人間の表現欲、自由の本質に関わる大切な問題であり、それが素通りで、よく見える領域なのだと岡本太郎さんは話しています。

絞め殺さないでくれ

子供は全部天才だ、というのは人間全部天才だ、ということです。誰でも自分で自分が限定してしまって、狭い枠の中に閉じ込めている。岡本太郎さんはそれが歯がゆい。どうして本来のままの自分にならないんだ

子供はまだそれを持っている。それを絞め殺さないでくれ。
と岡本太郎さんは叫んでいます。

「親」という漢字の意味

これは何も絵を描く事に限らず、全ての事に共通しているのではないでしょうか。大人の都合によって、子供本来の性格を殺してしまう。

子供の行動、全てを許せという訳ではありません。時には子供を制限しなければならない時もあります。しかし、今の大人は少し過保護過ぎる気もします。

子供を信頼して木の上に立って見守る
それが「親」というものではないでしょうか。

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