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家に求めるもの

マンションのローンが怖くてすぐにでも売りたいという状態から2ヶ月ほど経過した。
一時は少しでも頭の容量が空いたら家のことを考えてブルーになっていたが、
少し落ち着いてきた。
険悪になっていた(私がそうしてしまっていた)夫との関係も良好で、冷静に家について話し合いを進めている今日この頃だ。

先日、新居に親兄弟とその家族を呼んで初めてのホームパーティを開催した。
ちょうど皆の居住地の間にうちが位置していていたので、新居のお披露目も兼ねて我が家が開催地となったのだ。
リビングやキッチンが広くなったので大勢をもてなすことができ、
この集いができただけでもこの家に越してきた甲斐があったな、と思えた、いい会だった。
夫と一緒に、料理や調度を準備するのも楽しかった。
飲み会は嫌いだが、自宅でホームパーティをするのは意外と好きなのかもしれない。
(呼ぶのが本当に好きな人の場合に限るけれど)

こういう時間を大切にしたいから、
次の家も人を呼べる広さと快適さをある程度求めたくなってきた。
快適さは住みながら整えられるが、広さは変えられないから、優先順位が上になりそうだ。

ただ次の家は、家賃は抑えたい。
できれば子供が巣立つまだ長期間住みたいし、となると学費などでお金がかかる時期もそこで過ごすことになるからだ。

そんな子育て世帯にはURがオススメ、との記事を見つけた。
調べてみたところ団地は敷地内の緑が豊かな点が魅力的。
また、画像アプリのPinterestには「団地インテリア」「団地キッチン」なるカテゴリがあるくらい、団地を自分なりにおしゃれな生活を楽しむ人が一定数いるらしい。

私も、使い込まれたものやレトロなものが大好きだ。
京都にいた学生時代はソワレや築地のような名喫茶店に目がなかったし、レトロな雑貨や食器(アデリアレトロの食器など)も大好きだ。
もしかして私に合うのはUR物件なのか?
遂に理想の家を見つけたのか?と浮き立った。
図書館で「団地リノベ暮らし」といった小洒落た本を借りて夢は膨らむばかりだ。

だが浮き立ったのも束の間、具体的に物件を探すと現実が見えてきた。
まず駅から遠い物件が多い。
URだから特別安いというよりは、駅遠・築古なりの賃料、といった印象だった。
職場付近には物件がないので、通勤時間は1時間前後かかることになりそう。
またURの検索サイトは、内装が分からない物件が多い。
築古なだけに、水回りなどがどの程度のクオリティなのかが未知数過ぎる。
また、マンモス団地だと、私の思う「暗い街」である可能性が高い。
小ぶりでリノベーションされているいい感じの物件は、当然ながら普通に高い。

URで探せば解決だ、と思ったが、まだまだ物件探しは続きそうだ。




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