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産後の引越しは危険

先日マンションを買って後悔しているという記事を書いた。

この時は引越し前だったので、ローンのプレッシャーがとにかく嫌という気持ちだった。
引越しして1週間経った今、悲しいかな家そのものへの不満も生まれ、鬱状態になってしまっているので、気持ちを整理することにする。

家への不満

不満① 家が広すぎる

今回1LDKから3LDKに引っ越した。
増えた2部屋は寝室とリモートワーク用に使う予定だったが、
寝室には日光が入らないため、日光で目覚めたい私はどうにも合わず・・・
結局リビングで寝起きすることに。
リモートワークの部屋も、私は育休中だし、夫も最近外が多いので使っていない。
日中私一人の時は子どもの様子が見えない部屋には行かないので、
結局今はリビングしか使っていない。
こんなことなら、3LDKにする必要なんてなく、広めの1LDKか2DK、2LDKで十分だった。

部屋が増えた分収納も増えたが、荷物が少なめな夫婦なので使いきれていない。
むしろ広くなった分、身支度や家事の動線が長くなったり、掃除の範囲も広がってしまった。

それに前の1LDKは全てが手の内にある感覚で居心地がよかったが、今の家は、使いきれてないということもあり、どうにも落ち着かない。

家賃が高い東京で、無駄なスペースにもお金を払っているという事実が、ケチな私にはかなりストレスになっている。

不満② 街が暗い

「街の雰囲気」というものがあると思っている。
今までで9箇所の街・家を経験してきたが、明るい雰囲気の街、暗い雰囲気の街というものが確かにあった。
(夫はこれがピンと来ないらしいが)

個人的な感覚だが、私が思うに、高架があるとか、高い建物が多いとか、大型の建物が多い、建物が古い、などの要因によって、生活感が薄く人口物の存在感が強く出ている街だと、「暗い街」と感じるようだ。
反対に、住宅地で建物が低めだったり、個人商店が多かったり、新しいお店や家が多かったり、あとは坂や川があると、「明るい街」と感じる。

そして今回の引越し先は「暗い街」だったのだ。

今回の引越しの後悔があって初めてこの私の感じる「暗い街」「明るい街」を言語化したので、今回の物件選びではこれを具体的な条件に落とし込めていなかったのだ失敗だった。

産後うつ?

引越し翌日から、不意に涙が出たり、夫への不満を強く感じたり、精神的に不安定になってしまっている。
産後すぐに発症する、いわゆる産後うつは、幸い私は発症しなかったのだが、今がそれに近い状態のような気がしている。

引越しはそれ自体、選択することや手続きが多く、ストレスがかかる。
そして住む環境が変わることによるストレスもかかる。
私も、前の家でせっかく赤ちゃんと過ごすペースを掴み、遊びに行ける場所も見つけて楽しめていたところだったがそれがリセットされてしまい、
ガクっと来ている。

今回の引越しによって
・環境が変わり
・手続き等のtodoが発生し
・住宅ローンのプレッシャーも発生し
・更に家にも不満がある

という状況で、産後4ヶ月の身にはキャパオーバーしてしまったようだ。
正直な話、朝起きるとき布団の中で、「なぜ家を買ってしまったのか」「なぜ夫と結婚してしまったのか」まで後悔し始めている。

実は私は数年前にストレスで3ヶ月仕事を休職した経験があるのだが、
こんなに後ろ向きな気持ちになったのはその時以来だ。

産後、これから引越しする人に伝えたいこと

赤ちゃんが生まれると、この子のために広い家を用意しなくては!と張り切るご家庭も多いと思う。我が家もそうだった。
だが、少し冷静になってほしい。

今の家でしばらく過ごしてみて、必要な条件を見極めてほしい。
漠然と、家族なら広い家を!というわけではない場合もある。
今の家の環境が、実は子供にとって素晴らしい環境だったかもしれない。
こどもと生活してみて気づく、今の家や街の魅力や利便性もある。

引越すのはいつでもできる。
無駄に引っ越すのは、時間もお金も労力もかなりかかる。
どうか焦らずにじっくり検討してほしい。

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