見出し画像

活動銀河 : NGC 1275


https://apod.nasa.gov/apod/ap230126.html

この銀河NGC 1275 はは、ペルセウスAとしても知られる、10 万光年以上にわたって広がり、約 2 億 3,000 万光年離れたところにある活動銀河です。

活動銀河とは、銀河の中心から強力なX線(太陽の100億倍)や電波を放出している(活動銀河核という)銀河のことです。

この活動銀河核は、銀河全体の1%くらいから1万倍と非常に明るく輝く。

活動銀河核からのX線放射のもうひとつの特徴は、時間的にその強度が変動することです。

活動銀河核の時間変動は、脈動変光星やパルサーの時間変動と異なり、決まった周期のない不規則な変動だが、場合によっては、数分のスケールで変動する。

このことから、活動銀河核のX線を出している領域は光の速度で走って数分以下だと推測される。

なぜなら、光の速度以上の速さで、活動銀河核の周りの物質は動けないのであるから、これより小さいことになるからです。

このような小さな領域から、これほど強力なエネルギーを出すことができる天体はブラックホールしかない。

このNGC 1275も、銀河全体が中心のブラックホールに落ち込むような動きをしており、結果として銀河の破片と20,000光年に及ぶフィラメントを作り出している。

このフィラメントだが、通常は銀河の崩壊に伴って、フィラメントも消滅すると思われるのだが、磁力によって、形が維持されているということだ。

それにしても、銀河全体がブラックホールに落ち込んでいる(と書いてある。私の誤読かもしれないが)なんて、ちょっと怖すぎる。



サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。