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いつか来ると恐れていたことが

起きて欲しくないことと言うのは、連続して起きるものだ。
自転車のタイヤがパンクした。
これを恐れていた。

なぜなら、自転車の構造をよくわかっていない。
したがって、パンク修理もどうしていいかわからない。
だから、パンクしないで! なんて思ってた。

タイヤが消耗品である以上、いつか起きるであろうことは、予測していた。

だが、半年以上ロードバイクに乗り続け、何ともなかったので、いつしかパンクなどしないのではないか・・・なんて。

ところが、自転車に乗ろうとタイヤに触ったら、・・・柔らかい。指でつまむと簡単に凹む。

うーむ、ついにくるべきものが来たか。
しかし、念のために空気を入れてみた。
しっかり入り、すぐ抜けるということはない。

そこで、最悪引いて帰れるよう、あまり遠出しないで、近場(と言っても7〜8kmはある)を1時間半ほど、周回した。
帰って、タイヤに触ったが、空気が抜けた様子はない。

う〜ん、気のせいだったか。

ところが・・・
朝触ると、タイヤがまた柔らかい。


だめだ、こりゃ。

ショップに持ち込もうかとも思ったが、ライドに出かけている時にパンクしたら、自力で修理せざるを得ないだろうから、ここは練習と覚悟を決めて、チューブの交換に挑んだのだった。

まず、必要だと思う工具等を揃えた。
と言っても、六角ドライバーとチューブだけだが。


一番下は、携帯空気入れ

さて、いざやるとなると、自転車の構造が分からないとか言ってられない。分からなければ分かるしかない。

じっくり観察した。

これは、車輪を外さないとタイヤの交換は幾何学上できないなと思い至る。

では、車輪を外すには。

ここか。この穴に六角を押し込んで緩めてみるか。
しかし、緩んだら、ディスクブレーキも外れ、後からまた組み立てる必要があるかもしれん。これは、しっかり、観察しておかなければ、復元できなくなるかもしれん。

回す方向が違うのではないかと、一瞬思ったくらい、ネジが固くしまっていた。
しかし、一度緩むと後は、簡単に回り、すんなり軸芯(何と言う名称か分からない)が抜けた。


車輪の下にあるのが、六角が刺さった軸芯

心配していた、ディスクブレーキは、車輪についたままセットで外せたので、一安心。

さて、ここからいよいよチューブの交換。
タイヤを車輪のリムから、外そうとするが、全く歯が立たない。

想い余って、YouTubeで調べると、タイヤレバーというのを使って、タイヤをひねるようにして外している。

Amazonで調べると、こんなものだ。

そんなの持ってない!
ドライバーで、同じようなことをしようとしたが、リムに傷がつくし、そもそもタイヤが傷みそう。

仕方ないので、家の中で何か代用できるものがないか探した。見つけたのが爪切りと、どこの鍵か書いておくプラスチック認識票。

爪切りは、開くと柄の部分が使えそうだ。

この二つを使ってなんとか、タイヤの片側をリムから剥がし、中のチューブを引き出した。
そして、今度は今までと逆の過程を踏んで、新しいチューブをタイヤに嵌め込み、車輪を本体に戻した。

これでめでたく、チューブ交換終了。

案ずるより生むが如しで、やってみたら案外すんなりできた。これで、ライド中のパンクにも対処できる自信がついた。

ただ、問題も発見した。
携帯空気入れの使い方が、分からない。
いろいろ試したが、だめだった。

これでは、チューブを入れ替えても、パンクしたままと同じでアウトだ。

これは、なるだけ早くショップに行って、予備のチューブを買うと同時に、使い方を教えてもらってこなければと思ったものだ。

総括
・タイヤがパンクした時のチューブ交換は、そんなに難しくない。ただし、タイヤレバー(あるいはそれに代わるもの)は必須

バイクを買った時に、ショップの人はこれが必要だと教えてくれなかった。私は、上記のAmazon製品を速攻で注文した。

・携帯空気入れは、事前に使い方をマスターしておかないと役に立たない。

今回は、前輪だったが、後輪もチェーンの脱着の問題はあるが、だいたい同じだろうと思う。

これで、パンクしたら、どうしようという心配をしないで、ライドできると、ほんのちょっぴり幸せ感を味わったのだった。

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