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ハーベストムーン


https://apod.nasa.gov/apod/ap220915.html

夕日の暖かい色合いをうけ、シチリアのカスティリオーネ(Castiglione)の丘に上る9月の満月(Harvest Moon)。

https://it.wikipedia.org/wiki/Castiglione_di_Sicilia
カスティリオーネ ディ シチリアのパノラマ

北半球に住む人にとって、9月の満月はハーベスト(収穫)ムーン(Harvest Moon)だった。

作物の生育期が終わりに近づくにつれて、日照時間は短くなるが、農家の人は、夕暮れから明け方にかけて輝く満月の光の下で、作物を収穫することができたのだ。

実際この時期の満月は、早く上る。
通常満月は、日没後50分遅れで上るのだが、この時期は20~30分で上る(米国北部)。カナダやヨーロッパでは、10~20分。

これでわかるように、緯度が高くなるほど、この時間は短くなる。また、春分の時は、この逆の現象が起き、今度は、月の出が日没後70分くらい遅れる(いずれも、アメリカ基準)。

これは、黄道帯と地平線の角度の違いによる。
この時期の黄道帯は、地平線とほぼ平行なので、このようなことが起きのだ・・・そうだ。

この収穫が終わると、収穫を祝う祭りが始まる。
農民の人口が、多くを占めていた昔の人にとっては、嬉しい時期だったろう。



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