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真人間が読んでおくべき本

真人間として生きるとは、意識的に生きることだ。
そして、それを支える基盤となるのが体力だ。
したがって、何をおいても体力を涵養する必要がある。

体力となると、食事や生活習慣が大事になるが、それだけでは足りない。当然トレーニングが必要になる。
つまり、運動が必須になる。

そりゃ、運動が体にいいとはわかっている(色々聞いているから)が、どうもね・・・続けられないのだわ。という人が多いのではないだろうか。

私は運動の必要性を説いて、これまで20名以上をジムに誘った。しかし、現在もジムに通い続けている人は一人もいない。

私は、トレーニングをかれこれ10年続けている。
私が続けられているのに、彼らが続けられないのはなぜかと不思議に思った。

私に彼らより才能があるとか、根性があるとかではないことは断言できる。

私はアスリートではないのはもちろん、現在続けているトレーニング以外で、継続して運動を続けられたものはない。
だいたい、苦しいことは嫌いだもの。

では、彼らと私の違いはどこにあるのか。
それはイメージがあるかないかではないかと思う。

私は、トレーニング始める前、2年間ほど体と精神についての研究会を持った。

そこで、体と精神について研究したので、運動が体や精神にどのように影響を及ぼすのか、いかに人間にとって運動が必須なのかということに関して、理屈はもちろんだが感覚として染み込んでいる。

しかし、私がジムに誘った人達は、私の話に納得ないし賛同、あるいは感銘を受けたとしても、それが自分の中で消化され自分で理論構築できるほどには、定着していなかったのではないかと思う。

したがって、一時の情熱が冷めると、単調なトレーニング(トレーニングは大体単調なものだ)の苦しさに負けやめてしまったのではないかと思う。

対して、私は上記のように運動と体の関係について、人に話せるくらい(研究会では、私が講師役だった)にまで、理解していたので、苦しい時も、自分の体に起こっている事をイメージ化できたので、乗り越えられた。

要するに、継続してトレーニングをするためには、その意義、理論等をしっかり自分のものにしておくことが、必須なのだと思う。

そして、真人間には、トレーニングを継続することが、まさに死活問題なのだ。


そこで、私が、この運動と体と精神に関するイメージ、理論化をするのに使った書籍を紹介しておこうかと思う。

以下紹介する三冊以外にも読んだが、この三冊を自分のものにしておけば、十分だろうと思う。

真人間は、知っていることより、実行する方が大事なのだから。

運動が脳や精神にどのような影響を与えるのか、詳しく書いてある。その過程で、運動が体そのものにどのように作用するか、どのような仕組みなのかを書いてある。

私は、タイトル通り、脳を鍛えるためにという意図で買ったが、運動が体にどのように作用するかを理解するのにとても役立った。

実際、トレーニングを継続できているのは、この本のおかげだと思っている。

ちなみに、この本は、最低5回ぐらいは熟読するといい。
私は、これを講義に使ったので、10回位は読んでいる。
ところによっては、20回は読んでいるかもしれない。

とにかく、ああ面白いとか、いい本だったくらいの読み方では、自分のものにならない。
そして、自分のものにしないと、真人間には役に立たないのだ。

さて運動が必須なことは分かった。運動すればいいことは分かった。しかし、今からやってももう遅いのじゃないか。自分のようなものが取り組んでも無理なのではないかというような気持ちになる人がいると思う。

この本は、実際の調査の結果、世界に通用する一流の人物になるには、遺伝はもちろん、家柄、環境等も関係ないという。

重要なのは、その人のレベルに応じた、その時その時に必要なトレーニングを手抜きなどせず、ひたむきに10年間取り組むこと。

そうすれば、誰でも世界に通用する一流の人になることができる。ということが、データに基づいて書いてある。

世界に通用する一流! ですぞ。
簡単に言えば、誰でも、オリンピックのメダリストクラスになることができるということだ。

流石に、私のような年齢になってから、メダリストを目指すのは無理だろうが(ものによっては、可能かもしれないが)、我々の目指すのは、真人間として、存分に生きるために必要となる体力だ。

繰り返しますぞ、

真人間として存分に生きるために必要となる体力

です。
たかだか、その程度。
誰でも、幾つになっていても、これは獲得が可能だ!
と思わせてくれる。
これがとても大事なのだ。
そして、実際行動することが。

筋力をつけるのに、1日何時間も拷問のようなトレーニングをする必要はない。

最大負荷をかけ、それに5秒〜15秒耐えるトレーニングをすればいい。それも、何回もしなくていい。

なおかつ、毎日する必要はない。散髪に行く頻度(1ヶ月に1度くらい)で良い。むしろ、いたずらに頻繁にトレーニングをすると、効率が悪いだけじゃなく、体を壊す。

というようなことが、筋肉の構造やデータに基づいて書いてある。

また、プロテインやサプリのようなものは、不必要。
あれは、大豆の粉だ、みたいなことも化学的分析の下書いてある。

筋肉がどのようなメカニズムで強く大きくなるのか、そのためには、具体的にどうすればいいのか、ということが理論的にわかる。

私は、トレーニングは、これを基礎にやっている。

ただ、一回のトレーニングに、その種目を一回だけというより数回やっている。
なぜなら、最大負荷をかけるというのが、種目によっては自分一人では難しいからだ。

そこで、それを補完するために複数回やっている。

それと、この本は英語で書かれている。
翻訳本を探したが見つからなかった。

私は、辞書を片手に読んだ。
分からない単語が、1ページ20位あった(^^;;;

値段の割に装丁がチャチなこの本を、そんな読み方をしたので、ページがバラけ、背表紙が破れてしまって、テープで補強してある。

この本は、読むべきというより、読んでおいた方がいい本というべきかもしれない。

これは、簡易版のkindl
紙の本だと分からない単語や構文が出てくると、いちいち辞書を引かなければならない。

しかしkindle版なら、電子データだから、そのままコピーして、電子辞書や翻訳ソフトを使える。
だから、英語が得意でない人は、こちらの方がいいかもしれない。


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