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皆既月食・スーパームーン・天の川


https://apod.nasa.gov/apod/ap210609.html

画面を二分する壮大な天の川。
その左上には、皆既月食のスーパームーン。
スーパームーは自身の数倍の大きさのコロナを纏う。

ところで、スーパームーンというのは、満月です。
普通の満月とどう違うかというと、その大きさ。

月は地球の周りを公転しているのだが、その軌道は円ではなく、少し歪んだ楕円軌道を描いている。

したがって、地球との距離が近くなったり遠くなったりする。当然地球に近くなったら、月は大きく見える。
その地球に一番近くなった時の満月をスーパームーンというわけです。

どれくらい、近くなったり遠くなったりするかというと、地球と月の平均距離より、近い時は7%、遠い時は5%ほど違うらしい。

これを計算して、比較写真を載せておられる方がいる。
その方の写真を参照させていただくと、こんな感じ。


暦と天文の雑学 http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0530.htm

結構違うもんだ。

さて、このスーパームーン、5月の満月なのでフラワームーンでもある。(どうってことないけど。)

それよりも、月を囲っているコロナ。
こちらの方が、興味深い。

このコロナ、太陽と違って月が何かを放出しているわけではない。月からの光が、地球の極めて薄い雲を通る時に、雲の水滴によって、散乱・屈折してこのようなコロナが見える。

説明によると、月からの光が、1滴の水滴だけで、散乱・屈折する時だけこの現象が起きるという。
だから、極めて薄い雲でなければならない、ということだろう。

確かどこかに計算式があったが、どこだったか忘れてしまったので、説明できない。


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