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腰を痛める

足腰というくらい、足と腰は大事だ。
なおかつ、相互に関連している。
しかし、今回は、腰について。

腰を痛めると、体に力が入らない。
腰を曲げるような動作ができなくなるのは、もちろん、重いものを持ち上げらないし、機敏な動きもできなくなる。

おまけに、内臓の調子も悪くなる。
というか、腰の調子が悪くなる原因の一つが、内臓の不調だ。

内臓疾患、例えば、膀胱、子宮、腎臓、腸等が癌になった人は、ほぼ腰痛を訴える。
癌でなくても、いわゆるお腹を壊して居るときは、腰の調子が悪いと思う。

腰痛のもう一つの原因は、筋肉を痛めたとき。
これは当然だと思うだろう。
しかし、痛めると言っても、打撲で痛めるとか、過重な運動で筋肉を痛めるというだけではない。

日常生活で、腰回り、背中周りの筋肉に、不自然な負荷をかけ続けていると、筋肉が悲鳴を上げ始める。
つまり、悪い姿勢を長時間取り続けていると、腰を痛めるのだ。

これは、何も座っている時だけではない、立っている時、歩く時も同じ。

さて、私事だが、ここ数週間、腰の調子が悪い。
直接の原因は、トレーニングで負荷をかけ、それが回復する前に、また、大きな負荷をかけ続けるという、愚かなことをやったせいだと思う。

トレーニングは、回復してから、次のトレーニングをしないと、超回復をうまく利用できない。
頭では、わかっているのだが、つい欲が出てやってしまう。

これは、自分のトレーニングが、限界までやっていないのではないかという、疑問があるからでもあるのだが。

直接の原因がなんであれ、その後の腰痛は、内臓が関係していたと思う。
ちなみに、体感的に、内臓からくる腰痛と筋肉を痛めた時の腰痛は違う。

なんというか、力一杯殴り合いのケンカをするのと、陰険な心理戦をやるのとの違いみたいなものがある。
もっと詳しく書ければいいのだけど、今は、その状態にないので書けないのだ。

そういうわけで、こりゃいかんと、腰の手当てをした。
2週間ほどかかって、内臓は、なんとかなった。
(内臓からきている、腰痛はとれた。)

腰痛は、筋肉が硬直していることからくる。
そこで、この筋肉の硬直を解くことをしたわけだ。

ちなみに、私は大腰を数回経験している。
しかし、椅子に座る時間が長いことから、もっとタチの悪い腰痛に数年間悩まされた。

医者でも治らなかったが、筋肉の緊張を緩める方法を知って、それで治した。
(やり方を知りたい人には、お教えするが、ここでは書かない。手技を伴うのと、ちょっとしたコツがいるので、直伝がいいと思う。)

今回もそれで治した。
へえ、と思うかもしれない。
いや、思うのが正常だと思う。

なぜなら、内臓がおかしくなった結果、腰痛が起きたのに、腰痛を治したら、なぜ、内臓が治るのか。
つまり、結果をなくしたら、原因がなくなると言っているのと同じだからだ。

理屈に合わないのではないか。
合わないと思う。
ここは、私もずっと理解できないでいる。
しかし、現実に、そうなる。

私は、指圧も習ったことがあるのだが、指圧でも同じようなことがある。
触ると痛いところを、指圧して、治す。
なぜ、体の表面の状態を変えると、体の内部の状態も変わるのか。わからん。

私が今考えている仮説は、次のようなものだ。
筋肉の痛み=筋肉の緊張は、ただ起きるのではない。体の防御反応だと思う。
ちょうど、体をどこかにぶつけた時、その部分の筋肉は瞬時に緊張して、鎧のようになり、被害が骨等に及ばないようにする。

これは、緊急対応だ。
筋肉が緊張すれば、血流等が悪くなる。
それが一時的に悪くなっても、骨が折れるよりいいのだ。

言ってみれば、敵から攻撃を受けた時の、緊急戦時体制のようなものだ。少しの不便や、不自由を我慢してでも、敵に蹂躙されて命や財産を奪われるよりいいという。

この緊急時体制が、緊急時を過ぎても継続しているようなものが、筋肉の緊張の継続ではないか。

この筋肉の緊張を解くというのは、緊急時対応を解くというようなことではないか。

初動の緊急体制が必要な時期を過ぎたら、むしろ、緊急体制を解いて、被害の復旧とか、限定された区域に存在する敵に対応している味方に、資源を十分に送るようなことをしたほうが、治りが早いということではないか。というものだ。

まあ、とにかく、内臓は回復したようなのだが、1日10時間(いやそれ以上か)、椅子に座っているような生活をしているので、恒常的に腰が危険に晒されている。

この際、徹底的に、腰、背中の筋肉の緊張を解いて、万全の体制で臨んでみるかと、毎日、腰、背中の手当てをしている。






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