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わたしの夏フェス。

9月である。

夏も終わろうとしている。
昼間はまだまだ暑いけど、夜には涼しい風が吹く。
もうすぐ秋のにおいを感じるのかな、なんて。

そんなロマンチックなことを考えている場合ではない。

私は今年もまた夏らしいことをしないまま
しれっと秋を迎えようとしている。
毎年そうだ。
今年こそ今年こそが口癖になっている。
でも今年は結構本気だった。
夏フェスに行こうと心に決めていた。
夏ってやっぱり音楽じゃないですか。
暑い日差しを受けながら食べるケバブ。
ケバブ食ったら、ビール。
ビールだけじゃ危ないから、たまにポカリ。
これこれ!っていう夏を満喫したかった。

しかし、しかしである。

結果として行けなかったのだ。
理由は様々あるけれど
今回は私のせいじゃない。
気持ちはあっても現実という壁が
私の前に立ちはだかった。
気持ち強めの時に限って
ぬりかべさんが現れる。
わかっていた
私ってこういうタイミングの悪い女なのだ。

と、いうわけで。


『やさいフェス2023夏』
を、ここに開催する。

真夏のやさいフェス2023タイムテーブル


タイムテーブルを作った。
かなり残念なことに
今はバンド活動してない方たちもいる。
でもそんなの構やしない。
これは私、やさいの思い出と未来が詰まった
真夏のハッピーフェスなのだ。

まずはステージ構成。
タイムテーブルを見ていただくとわかるように2ステージである。
ノンストップフェス。
KOBUSHI STAGEとNAGI STAGEである。
ちょっとダサいかもしれないけど
必死で考えたので
その努力は考慮していただきたい。
KOBUSHI=拳、NAGI=凪。自分でも笑う。
昼の12時スタート、明け方まで。


私はとにかく邦楽大好き人間だ。
だから今回のフェスは日本のバンドや
ミュージシャンで固めさせていただいた。
どこの時間帯にどのアーティストを配置するかものすごく考えた。
考えすぎて埒があかなかった

例えば、奇妙礼太郎さんを21時にした理由。
彼の曲に「エロい関係」という曲がある。
あれは、21時に聴きたい。
23時でも18時でもない21時に。
夜はこれからよ、みたいな21時。


埒があかなすぎたので
そんな風にして順番を決めた。

12時スタート。
トップはBEAT CRUSADERSだ。
トップバッターはすごく悩んだ。
これは夏フェスなのでやっぱりスコーン!
と、始めたい。
心躍る、突き抜けたバンドはいね〜が〜。
ビークルだ!と、なったのだ。

CUM ON FEEL THE NOIZE

で、始まるやさいフェス。
拳、突き上げちゃう。

POLYSICSは14時だ。
もっとも暑い時間帯に交わす、トイス。
ちなみにトイスとは
ポリシックスとファンの間で交わされる
挨拶である。


トイス、いやPOLYSICSが終わったあとは
ストレート直球勝負(←意味不明)
って感じのタイムテーブルにした。


私の音楽史の始まりはアジカン。


MASS OF THE FERMENTING DREGS
SUPER BEAVER
クリープハイプ

アジカンを好きになってから
知ることが出来たバンドがたくさんある。
音楽性の違いはあれど
その違いを楽しむのに夢中だった。
私の音楽史をたどる時間帯でもある。


一方、NAGI STAGEでは
ハンバートハンバート。
熱を放出する時間。
日も傾いてきて少し涼しくなったところに
「恋の顛末」が、流れてほしい。


そしてこだわりを見せるのが
24時からである。

24時。
日付が変わると同時に
KING BROTHERSが登場する。
最高である。
私は夜に彼らのライブを見たことがない。
でも絶対に夜が似合うのだ。
理由はよくわからないけど
夜が似合うと確信している。
想像するだけでちょっと泣きそうである。


そして、夜には轟音を好む。
轟音というか、重なる音がいい。
訳がわからなくなる感覚がいい。
目を閉じると全身に、響く。

group₋inou
LOSTAGE
Tempalay

KING BROTHERSに続く、3組。
この人たちから鳴る音楽、音をずっとずっと
聴いていたいと感じる。
そんな3組。


LOSTAGEについては
本当に好きすぎている。
なにをきっかけでLOSTAGEの音楽を
聴くようになったのかは覚えていないが
始めてライブにいった時
体の血がぐるぐる回って気絶しそうになった。
もう動けなくて圧倒されて
かっこいいという言葉では
絶対に済まされないバンドだった。


最後。
気が付けば明け方4時である。
もう皆さん、疲れ果てているでしょう。
言葉は要らない。
NUMBER GIRLの登場。

最後はNUMBER GIRLと決めていた。
このバンドで締めようと。
疲れた体を最後までどっぷり疲れさせるのだ。


やさいフェス、終了。
大成功。
皆さん、ありがとうございました。

振り返ってみると
バンドの紹介を何ひとつしていない。
ただただ己の感情を
書き記しただけとなっている。
でも素晴らしいアーティストの方々を
ご紹介できたと思っている。

今年の夏はフェスに行けなかった。
正確に言うと今年の夏も、だ。


音楽は聴くだけではない。
バンドを前にして
好きな音楽を前にして
自分の体全体で
言葉に出来ない何かを感じるのものでもある。

来年こそは。
そう誓って、秋を迎える準備を整える。



最後までお付き合いいただき
ありがとうございます。
また、次回。

やさい

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