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FOODIT TOKYO 2019 - 外食産業の未来を考えるカンファレンス

今年も参加してきました!
僕は毎年参加してるのですが、年々来場者が増えていて嬉しいですね。今年はインバウンドや地方の話が増えてきたなという印象です。

書き起こしNGということなので、内容についてはさらっと触れる程度にします。

東西インバウンドの成功者は何を考えているのか 〜「ポストオリパラ」を見据えたこれからの戦略〜

株式会社ワンダーテーブル 代表取締役社長 秋元 巳智雄 氏
がんこフードサービス株式会社 代表取締役社長 小嶋 達典 氏

東のワンダーテーブルさんと西のがんこさんとのインバウンド対談です。

今日本は観光立国になろうとしていて、最近は新婚旅行で立ち飲み屋に来る方もいるそうです。それもあってか、最近街なかでも普通に海外の方を見かける機会が増えてきましたね。

例えば、日本でSNSといえばInstagramに力を入れだしていますが、ASEANでは完全にFacebook中心でお店を探すときもFacebookで検索するそうです。また中国では自国で既に現金を使わなくなってきているため、キャッシュレスに対応できていないというだけで顧客を逃してしまうことになります。

こういう取り組みはすぐにでも始められるものばかりなので、やらない手はないですね。

たまたまですが、近々ある弟の顔合わせのお店ががんこさんでした。今から楽しみにしています!

スタッフのモチベーションを科学する 〜根性経営から脱却し、最強の組織を作る方法〜

株式会社リンクアンドモチベーション カンパニー長 田中 允樹 氏
株式会社ジリオン 代表取締役 吉田 裕司 氏

ジルやシナトラという繁盛店を経営されている株式会社ジリオンの吉田さんのセッションです。冒頭で話すのが苦手で、、とおっしゃられていたのですが、いやいや嘘でしょうってくらいとても芯のある話を丁寧に話されていて聞き入ってしまいました。

ジリオンさんはCS(顧客満足度)とES(従業員満足度)を見える化することでお客さんとスタッフのことを本気で考えています。飲食では珍しく社員比率7割というのもスタッフのことを労働力として見るだけでは絶対にできないことだと思います。

実際にシナトラ目黒店に行った時にはスタッフのドリンクを作る姿に感動しました。想像の3倍位の時間をかけて、丁寧に作られていました。こういうプロフェッショナルさは感動をつくるというビジョンと、スタッフ教育で成り立っているんだろうなということが見てるだけで伝わってきました。

2020年代へ向けた飲食店への提言 〜これからの外食の10年を考える〜

SNS media&consulting株式会社 ファウンダー 堀江 貴文 氏

北海道の大樹町でプロデュースしているレストラン、蝦夷マルシェを例に新しいレストランの形を提案されていました。

・飲食で人手不足なのは調理できる人を探そうとするから
 →初めから調理させなければよい。お取り寄せグルメだけを扱う
・地方に人がいない
 →自分探し女子を取り込む。以外の農家で稼いでる人もいるので出会いのマッチングにもなる
・地方で娯楽が無い
 →今はスマホがあるのでnetflixもゲームもなんでもある

確かに最近はコンビニでも冷凍食品でもどんどん味が良くなって来ています。そうなってくると、お店で実際に調理しなければいけない理由ってなんだろうなと考えさせられますね。

未来総研2019 〜地方から生まれる、外食の新たな可能性〜

カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長 楠本 修二郎 氏
有限会社はたやま夢楽 代表取締役社長 小松 圭子 氏
飯尾醸造 五代目 飯尾 彰浩 氏
株式会社トレタ 執行役員 COO 兼 CRM事業本部担当 瀬川 憲一 氏

20人しかしない集落で土佐ジロー専門店をやっているはたやま夢楽さんが衝撃的でした。何がびっくりって携帯もインターネットも不安定な接続状況の中で、しっかりとウェブサイトを運用されてるんです。

Facebookページやってるし、ブログめっちゃ書いてるし、LINEスタンプとか作ってるし。こういうのってとりあえず作った、で終わってしまうことがとても多いんですけどしっかりと運用されてるのがとても素晴らしいなと思いました。

まとめ

FOODITは今年で5年目ですね。ほぼ同期なので初回からずっと見てきていますが、毎回新しい発見があって面白いです。エンジニアをやっていると、自ら機会を作らないとお客さんとの距離が遠くなってしまいがちなんですよね。なので、なるべくこういったイベントには参加するようにしています。

また、登壇されてる方はみなさんプロフェッショナルなので、プロとは何か、ということをとても考えさせられます。そして、背筋が伸びます。仕事の仕方、何を想うか、姿勢、みたいなこともとても刺激を受けられる良い時間でした。来年はどうなるのか今から楽しみです。

あ、弊社代表が本を書きました。10月3日発売なので興味のある方はぜひ読んでみてくだい。


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