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なぜ、私が彼の借金を背負うことになったのか


なぜ、相手の作った負債なのに
私が責任を持たなきゃいけないことに
なったのか。


馬鹿みたいな話だけど

「私のカードの名義を貸していたから」
これに尽きる。


なので
彼が作った負債ではあるが、

支払いをやめたら

「私の全カード情報に傷がつき
自分のビジネスが回せなくなる」

という状況に陥ることになった。




この切羽詰まった状況で

元パートナーが言い放ったことは


「もしこれが自分のカードだったら
支払いはせずに自己破産する事を選ぶ」

「僕はそんな人間だよ」

「だからそれは君の問題でしょ?」
だった。



………

…………………



そもそも、無能な人だと思って
一緒にいることを選んだわけではないので

彼のその発言は

奈落の底へ
突き落とされて

さらに

髪を掴まれて
地べたに頭を叩きつけられるような
気分になった。



「自己破産」という選択が

良い・悪いだとか
そういう問題ではない。



あくまでも

発達障害を持ってるとか
双極性障害を乗り越えたとか

過去がどうであれ
(と、いう人だった)


私はそれを
一切ジャッジしてはいないし、


「今」と「これから」を
前向きに考え行動していく人
だと

信じていたから、


籍を入れて家族にもなったし

カードの名義を貸すことで
彼のビジネスが
発展していく力になれるのであれば

と思ったから。


ただの善意。
それだけだった。




カードの名義を貸すなんて

どんなことがあっても
責任を負えるキャパを持ち合わせてないのに

すべきことではない。


それをお願いされた時、

正直 心がざわついて

違和感しかなかったし
本当は嫌だったくせに、


「自分の違和感を貫かず
やってあげたこと」

が 間違いだった。



『あんまりだ…』
ショックが過ぎた。




尊厳も糞もない。

信じたこと
全否定された気分。



私の常識の中では

「貸してね」

「返すね」

が、当たり前だったから。



そうしてくれると思ってた。



自分の子供を連れてきている私と

連れては来れない彼との間だからこそ


養子縁組を組まない
「家族」として

常識で成り立つと思っていた。



息子の父親とだったら
少しこの感覚は違う。

同じリスクを背負っていて

(言い回しは悪いが、2人子供のために
独り身じゃないから
お互い何かは犠牲にはするという意味)

愛する息子のことを
1番に考え合う相手だからこそ

許せたり
許せなかったりする感覚があった。




再婚相手であるパートナーに関しては

養子縁組も組んでないので
法律上も父親ではない。



彼にも養育費を支払うべき子供が
3人もいたこともあって、

私は自分の子に関しての
経済的な事を

パートナーに
頼るつもりはなかったし、

だから
しっかりと自立する努力をしつつ
貯金も準備した。


それが、当たり前だと思ってた。


だからこそ、
『あんまりだ』と思った。



支払い能力がないことだけは認め

その状況と向き合うための
話し合いもできず、

お金の話になるたびに
罵声を浴びせられ


「家族として協力するべき」
「なのに君はそれができない」


と言われ続けた私は

完全に判断能力が鈍っていった。



だから、
3人で暮らしていた家を出た。




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