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逃げてもいいし、包んであげたい。

妊娠にも、出産にも、
トラウマを抱えたまま、

溢れる母性と
息子の存在に救われながら、
子育てをした。




息子の存在に、
「何を」救われたかと言うと、


生きていく為に
「絶対に、母である私が必要である」という

「存在意義」や「自己価値」を
感じられたこと。




散々、

自然に妊娠できなかった事で
女性としての機能が欠けてた、とか、


せっかくこどもが産まれたのに
うまく夫婦がやれない、とか、


とにかく
自分をどう扱っていいかわからなくて、


『母親』以外の自分を
否定する事しかできなかったから。



赤ちゃんの匂い、体温、肌触りに
心底私が救われた。


触れていて欲しかった
寂しくてたまらなかった私の方が

息子にいっぱい救われた。




親からこどもよりも、
こどもからの愛の方が

よっぽど無条件で曇りがない。


「こどもには、
父親と母親がいないといけない」

「夫婦は、仲良くないといけない」



そう思うんだけど、
どうしていいかわからない。


何をどうしたら
何かが変わるキッカケになるのかも
わからない。


今の自分なら、
当時の私にこう聞くだろう。



『「あなたは」、どうしたいの?』

◯◯しなければならない
なんて、

誰も言ってないし、決まってない。




そして、こうしてあげたい。

『寂しかったね、大丈夫だよ。
ツラかったら、逃げてもいいんだよ?』




そんな事言われたら
今までしてきた我慢が溢れ出して、

きっと涙が止まらないだろうけど、


気持ちが落ち着くまで、
側に寄り添って

ずっと抱きしめて包んであげたいなぁ。



息子とまるごと
『無条件の愛情』で。




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