CICP資格取得までのプロセス🧀
2024年2月にコーチング認定資格を取得しました。
資格を取得したこと以上にこのプロセスは自分にとって
・何かを学習/習得する体験
・失いかけてた自分の全体性を回復する体験
をなぞるものとして重要な期間だったので、自分のために備忘録として綴ってみます。
これは今後もパターンとして自分を試練フェーズを支えることになりそう。
感情を曲線にするとこんな感じでした。詳細は後述😴
わりと男性性強めの克服志向がちなシーズンの自分の記録なので、ややマッチョめな表現が多い。
🥋押忍
※special thanksしたい方のお名前を何名か書かせていただいたのですが、この何倍もの方々に肩をかしてもらいました🙏 ありがとうございました~
※時系列で書いてるわけではないのでゆらゆらご覧ください😴
📌全体性を回復する期間
コーチングの有償提供を初めて約1年。ここ数ヶ月はありがたいことに毎月新規契約があったり、知人を紹介していただけたり、一見順調なようにも思えた。
その中で私はなんとなくぬるま湯の中にいたような、痛くも痒くもない中を漂っているような、それっぽいことが負荷なくできるようになっていることに違和感を覚えていました。
コーチングは資格がなくともプロを名乗れ、対価を設定することができる。別に資格試験は受けない選択も十分にあったのです。
でもこの頃のぬるま湯のような、ずっと居たいけどずっとは居れないような日常に心地よさと危うさを感じながら、
こんなときだからこそ試験という節目が必要だったように思えます。
気がついたら親指が勝手に申し込んでいました。(親指が自分の意志を確かめるより先に決断を下すことがよくある)
自分の何をどうすればいいのか
この「何を」が難しかった。
どこに力を注ぐか、何にフォーカスしていくのかがわからなかった。
正直、試験に向き合うまでは自分のセッションに対して特に大きく課題を感じてなかったし。
でも受かる気もしない。
何かをしなければいけないけど何をどうすれば、どこまで行けばいいのか、どんな状態になればいいのかわからなかった。
コンフォートゾーンから一歩抜け出す必要があることはわかりつつ、そのなかでどこに進むかもわからず彷徨い始める。きっとこれを人はスランプと呼ぶんだなあと思いました。私にスランプっぽいものが来るのはお初。
(なにも試験前に来なくてもいいのに…)
と同時に、この状態には明確に「完了」が来ることも見えていました。いつそれが来るのかを待つ気持ちでやれることをやっていくことに。(課題動画のスランプ編に感謝)
ちなみに伏線はちゃんと回収され、このもやもや状態からのちに「スランプ抜けた〜」の感覚になります。
その抜けた日がゆりちゃんいわくすごい日だったらしい🪐
人を頼っても良い、を自分に許す
周りの先人たちはみんな「仲間を頼ろう」と言っている。正直その意味がわからなかった。
授業はいつでも動画で見返せるし(全ての授業は録画されていつでも見返せる)、クライアントさんとのセッション時間は確保できてるし。
それでも人を頼らずに過ごすことにももやもやして、この矛盾した状態に何かを感じながら、試験当日までに話しておきたい人、仲間、プロセスに関わってほしい人として思い浮かぶ人にぶわ〜っと連絡している自分がいました。
本当は頼りたかったのかもしれない。(急にDMした方すみません、、応えたくださってありがとうございました🙇♀️)
ちなみに私が周りの人という外部リソースにはっと気づかされたのは『すずパトホッと時間15羽』のエピソードがきっかけでした〜(多謝🙏)
この資格試験はいろんな方のプロセスから気づくことがたくさんあるのがまた良いのです…
ちなみに私らしいことに、試験を申し込んだ時点でまだ必要な実績時間が10時間以上も足りておらず、試験当日一週間前までに達成している必要がありました。そんな中、セッションを増やしてもらったり、期間を前倒してもらったり、たくさん頼らせてもらいました。
直前に集中してセッションをさせてもらえたクライアントさんには本当に頭が上がりません...
そしてそして、練習セッションを何回もおかわりさせていただいた方もいて、過ごした全ての時間の尊いことといったら...
練習後そわそわしてる私にかなおさんから「次いつやる?????」ってぐいっと聞いてもらえた嬉しさは今までも思い出せます😌 多謝🙏
凍結保存させてしまったリソースたちにお湯をかけていく
今でも明確に覚えてるのが、試験の1ヶ月くらい前。同期のシオケンと半年ぶりにセッションした日が転換点のように思えます。
こんなI Messageをシオケンからもらい、ハッと気づいたのを覚えています。
どこかお利口さんで、自分じゃない何かになろうとしているのが見え透いていたのかも知れません。
ここから自分を顧みる視点が
「もっとちゃんとした別の姿にならなくては」から
「いないことにしてるリソースがきっとあってそれは今どこにいるのか」
という視点に変わっていきます。
こんな感じでシオケンは神社みたいな人なので、全体性を回復したい方はお参りに会ってみると良いかも〜⛩
ないものを獲得しにいくのではなく、
あるのにないことにしていたもの、今自分の中になにがあるのかに自覚的になっていく。
凍結させていた自分のリソースに気づいたり、凍結させた瞬間も思い出したりしました。
当時の自分には辛辣過ぎたフィードバック、得意だと思っていたことができていなかった体験、これまでのいろんな出来事が私の本来元気なリソースを凍らせて大人しくさせていったように思い返していました。
それでもこれらを完全に忘れ去っていなかったのはきっと向き合う準備ができた頃に私にとって必要だったからで、向き合うとしたら今だとも思いながら
ちょっとずつ過去の痛みを紐解いていこうとしました。
そこからこんなnotionを作ってにひたすら書き綴っていくことになります。
ちなみに昨年ひろのさんのセッションを受けたことも自分の本来のリソースに自覚的になるプロセスに重要でした。
私のリソースについてのびのびとビジュアライズしてもらったものを思い返しながら、これまで打ってきた点が少しずつつながっていく感覚を味わいました。
↓当時ひろのさんから受け取ったものを綴った記事
📌学習するって自分になにが起きていくことなのか?
自分の利き手が思考<感覚なことに自覚的になる
人によって、何かに納得するにはいろんな利き手がある。
私はINFPなこともあり、私の場合は思考じゃなくて感覚が利き手。
感覚としてしっくりくるかどうかを重視していくことにしました。
途中、頭で理解しようとし過ぎていたことに気づき軌道修正もしました。
もちろん感覚と思考のバランスも必要だったのでこのあとに思考系も書いてみる🧠
とにかく実践。本当に発揮したい自分のリソースに腹落ちして、これからどこに向かうか、試験当日どんな感覚になっていたいかをクリアにしていきます。
既に学んだことが上書きされて再び染み込む感覚を味わう
1年前に受けていた基礎コースの内容がやっと腑に落ちたり、試験1時間前にリソースフルコーチングってこういうことかと腹落ちしたり。
いままでも「わかった」状態だったけど、それを含みつつさらに超えていくような「わかった(=わかっていなかった)」を重ねていきました。
再びやってきた「わかった」はとても嬉しいけど、同時にこれまでわかっていなかったことに気づくことでもあるので寂しさもある。
これは学習にも人間関係にも言えそうで、また俯瞰してみたいプロセスになりました。
当日まで何種類の失敗を積めるか試す
当日までの練習セッションでは、そりゃ気持ちのいいセッションをたくさん積みたかったけれど、それ以上にどれだけ失敗を詰めるかを数えていくことにしました。(気づかせてくれたゆけちゃん special thanks)
補足したいのがセッションに「失敗」なんてないとは思っています。どんな展開になっても必要なことが起きていく。
ここで言いたかったのはできるだけ多くの、自分に無意識に無自覚に起きていることを発見したい、という意図です。(伝わって~)
セッションではMoreをなるべく多くもらうように、もらったMoreはお宝のようだなと感じながら練習セッションに臨んでいたのを思い出します。
しっくりこなかったり悔しかったらお願いしてもう一回練習させてもらったりと、
しぶとい私に応えてくれた方のおかげでたくさんの"失敗"たちとご対面することができました🙏
📌このタイミングで試験日が存在している意味って?
前述したように、試験を受けない選択肢もあった。自信が出るまでもう少し期間を後ろにずらしても良かった。
それでも2月に自分が試験を受ける意味があるとしたらなんだろう。
CICP試験より難関の、『さっちゃんCICP』に気づく
試験を1ヶ月後に控えて、あと何をやっておきたいかを考えた時に、「ここを直したい」「ここを克服したい」がたくさんあった。
逆にそれを克服してないままもし明日ぽろっと受かってしまったら、私は喜ばないと思う。
そして「どうせ受かるならこんな自分で受かりたい」が明確にあることに気づきます。
まるでCICP本番の前に『さっちゃんCICP』があるみたいでした。
それも結構な厳しい基準で。本家以上に厳しいものに向き合おうとしていることに気づきました。(一緒に気づいてくれためいちゃん special thanks)
おもしろかったのが、このさっちゃんCICPの合格基準が変容していったことでした。
当初の合格基準はシンプルに三つ。
これは自分が本当に大切にしたいものであり、いつも逃げてしまうものでもありました。
対話を重ねていくと、この基準は自分の外側の誰かが決めた基準で、自分は実はもっと他に大事にしたいことがあることに気づきます。(気づかせてくれたゆりちゃん special thanks)
徐々にこんな基準になっていきました。
私にとってはコーチングセッションは呼吸のような、循環の時間。当日までにこの基準を満たすことを考えていきます。
("まるごし"を引き出してくれたはとださん、やっほーを見つけてくれたゆりちゃん special thanks)
自分の基準に対しても受かってない中で、外側から告げられる合否はどんな結果でも腑に落ちない気がしたので、この気づきは重要なものでした。
こんなに人が関わってくれるコーチング試験はたぶん最後
コーチングにはいろんな認定資格があります。最も主流な資格の一つである国際コーチング連盟の認定試験ではメールでのやりとりになります。(これもとても素敵なプロセス)
今回のCICP試験は当日もリードがクライアントとして立ってくれて、仮に落ちたとしてもスーパーバイズセッションが用意されている。(2024年2月20日時点)
こんなにナマモノな試験はもうないかもしれないなと思いながら、完了するまでの期間を味わおうと思えました。
試験当日は循環の場
ちょうど試験の1週間前に、「THE COACH Academy」は「THE COACH Integration Coaching Program」(通称:THE COACH ICP)に名称を変更します。
名を改めながら変容し続けるスクールの経緯を見て、
試験の場は受け取ったものを循環させる場所なんだな、と私は腹落ちしました。(対話してくれたマホさん special thanks)
烏滸がましいけどまるでスクールと一緒に育ったような感覚。
学び受け取ってきたインテグレーションコーチングをともに分かち合う時間として捉えたときに、当日がとてもワクワクでき、コーチとして当日の試験の場に立ちたくなる気持ちが高まったのを覚えています。
落ちる意味を見出す
でも試験は怖い。
あのとき大学受験で自分の番号を見つけられなかった風景、一発勝負のスポーツ競技でミスした瞬間、今まで自分が勝負に負けてきた様々な体験が頭をよぎりました。
一番恐れていたのは落ちた時にTHE COACHのこともコーチングのことも嫌いになってしまうんじゃないか、大事なものが嫌なものになってしまうんじゃないか、ということ。
受かる希望だけもって挑むのもいいけど、今の自分がまずやるべきは「落ちる」が自分にとってどんなことを意味するのかに腹落ちすることだと。
そんなことを思いながらM-1を見ていました。
📌感情・感覚系のあれこれ
この期間を感情で振り返りってみるとしたら、で少し書いてみる。
感情曲線を書いてみたら上下にぐらんぐらんの”順調な”プロセスが軌跡として紡がれました🧶
年始、地元での震災
年始は地元の震災がショックで勉強どころではなかった。コーチングそのものが頭からすっぽり抜け落ちていて試験なんて半分どうでも良くなっていた。
この出来事から家族の関係性が少しだけ動いたり、もっと大局の未完了が垣間見えたり。資格取得のその先の大切なものに呼ばれた感じがした時間でもありました。
この状況の中で自分が今ここで何をやりたがっているのかに自覚的になるために、言葉に託していく作業をしながら少しずつ地に足をつけていった。
急に絵を描いたりnoteを書き殴ってみたり
「どう大事なのかはわからないけどやってみて確かめたい感覚」
がいろいろと湧いてきて、あまり紐解けてないままにいろんなことを突発的にやってみました。
「一度も遂行しない」を縛りとして急にnoteを書いたり、
急に絵を描いてみたり、
試験二日前に急に海に呼ばれて鎌倉に行ったり、
説明できないけど今やった方が良さげなことが湧いてきて、それに素直に従っていったのも必要だったのかも知れません。
この無邪気さを取り戻す過程を目撃してもらったマイコーチあきさん special thanks
どんどんアホになっていく手元のメモ
最初は付箋にスキルをびっしり書いたり、大事にしたい問いをメモしたりしていたのですが、それじゃ全然自分にしっくりきていないことに気づきます。
自然体でゆるくて変である自分をそのまま承認する必要がありました。
メモの内容もだんだん勢いとノリになっていきます。
なぜか最後の最後は歌ってた
あんなことこんなこと、いろんなことを試しつつ、
それでも自分はもっと自然体でゆるくて変なのにそれが馴染まないな〜〜と試験当日までもやもやしていた。
最後の最後に自分がやってたのがとりあえず歌を歌うことだったのが驚き桃の木。
適当なクラッシックを適当なカタカナで。
多分一番これが効いた
(これはこれでちょっとくやしい…)
📌思考・分析系のあれこれ
感覚で自分に染み込ませるのも大事なのですが、少し落ち着いて思考で整理することも節目として必要でした。
自分の動画を振り返ったり、スキルを見直したり。頭を使って理解しようとしていた取り組みを抜粋してみます。
過去の自分の行動から、自己目的化してやった感だけするけどそんなに身についてない、みたいなパターンが予想できたので、
・まとめたくなったらまとめる
・仕上がりにこだわらずにしっくりきたら手を置くこと
も大事にしました。手段の目的化を防げたのは多分今回必要だったチャレンジ。
セッション中コーチ側に起こるクライシス、その根源のサブパーソナリティに気づく
セッションは即興。台本もないし予定調和なことは起こらない。
それが醍醐味でありながら、「何が起こるか起きてみないと分からない」って状況にあぐらをかくわけにもいかなかった。
意図していないけどぽろっと出る問いや無意識なふるまいも、きっと内側の副人格が選択しているもの。癖に気づくために、その副人格の存在に気づく必要がありました。
セッション中コーチの内面に起こるクライシスとその根源に居るサブパーソナリティを繋いだり、危機の中で手札になる問いカードを付箋でぺちぺちしたり。(サブパーソナリティとはカバー画像みたいな、自分の中にいる天使と悪魔のような副人格のこと)
前述した「自分の何をどうすればいいのか」の『何を』に気づくために必要なプロセスでした。
セッション動画、授業動画を何度も聞き直す
セッションの振り返り方法は色々試してみたのですが、私には文字起こしが合わなかった笑
文字起こしツールを使いこなせなかったり、文字になってみると(当時の私には)アリの目でばかりセッションを見てしまって大事なことが埋もれてしまう気がしたのでこだわらないことにしました。
(今だと変わっているかも知れない)
その代わりに動画を見た気づきを自分の言葉でたくさん文字にしました。
セッション録画を耳で聞いて目で見て、自分の中に起きる気づきを言葉にする、これを繰り返すのが私には合ってました。
対象の動画は何本もあるけど『全部の動画をそうする!』とすると手段が目的化してしまうのが私のパターンなので、
心が向いた動画の、特に気になる箇所のみを繰り返し聞く。
そこで何が起こってるのかに自覚的になれるか、を注視しながら聞いていました。
今思うとほとんど「テーマの確認」だけにフォーカスを当てていた記憶です。
テーマの確認は一カ月かけてビッグテーマとして握ってました。(なんなら今も….)
補助線さがしに他流派をつまみ食いしてみる(1日限定🤫)
コーチングにはいろんな流派、手法があります(らしい。よくわかっていない)。
私にはそれらが同じことを目指しているように見えたので、インテグレーションコーチングの解像度を高めるために他の領域のこともすこしつまみ食いすることにしました。
中でもプロセスワークコーチングは様々な標識が用意されている世界に写りました。
その世界を少し覗きみることで、セッションにおいて何をどう意図して関わればいいか、補助線として私を支えてくれそうだったので少しだけ覗くことに。
「テーマの確認」をどう解釈するか、自分がどう腹落ちしていくかなど、補助線をたくさんもらえた世界観でした。
そこから得られたものも元に、インテグレーションコーチングについて付箋でぺちぺち貼るなど。
こんな感じで、目に見えるかたちでまとめたり整理したり。
この作業は定期的に必要そう。これからもアップデートかけていくのが楽しみ。
おわりに
ここまで読んでくださった方がいるか分かりませんが、この一連はパターンとして自分にまた試練のフェーズが来た時に重要なものになりそうです。
こんな葛藤を少し抜けた今だからこそできること、伝えられることもありそう。
ピンと来たらお話しましょう🤝〜
もちろん練習相手にも使ってください🥋〜
勢いにまかせて3日で作ったホームページも見てください〜
ハーゲンダッツ代にします!