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SI/SEの仕事に取り組むあなたへ(2020年春)

yousuke saeki(佐伯 葉介)


株式会社リゾルバの佐伯です。
(ITの価値やそれを届ける人の価値が正しくお客様に届くことを願いSIer事業者さんやユーザさんのPRJを支援をしています)
創業note: https://note.com/yonyon_saeki/n/n5ad34d8559c4

本日4/1お疲れ様でした。勢いで、自分を含むSIer/SEの方を応援するnoteを書きました。

■はじめに

4月、本来多くの人にとって転機を得る時期です。
入社式や期初の組織変更、昇格昇給、人事異動、転職・・・etc...

仕事もなんだか手がつかず、普段と違うルールで取り組むことが多く、ふわふわ落ち着かない状況が続きます。

まだまだ駆け出しで、膨大な課題や仕事に取り組む予定だった若手の皆さんや、これから社会人になる予定だった方も、不安や肩透かし感を受けてるかもしれません。


こんな時なのて、
自分自身、通常運転に戻って仕事に打ち込める日を思い浮かべつつ、SEで始まった自分のキャリアを振り返って
これから取り組む、取り組んでいる皆さんに向けての応援ポエム(?)を書きました。

SIerの特に、SEの方、特に若手の方、
ちょっとでも一緒に心アツくなったら最高です。
(エモいの苦手な方はそっと退出を・・・)


■僕らの仕事には価値がある

SEの仕事は、辛い瞬間、自信を失くす瞬間がゴロゴロあります。
そのせいか、自分達を卑下するようなプレイをしてしまう人も多いようです。
僕も20代そこそこの頃、いつも自信がなく必死で、やたらに謙虚?な時期を過ごしていました。



先日、僕の支援先のSI企業でこんなことがありました。


“こんなにたくさんやってたんだ”
顧客向けのPRJ報告資料をみんなで振り返って眺めている時でした。

普段、見積想定に置いているような機能数よりも結果的に多くの機能を
担当のプロジェクトメンバーがお客様に提供していた事が分かりました。


見積よりも作業が膨れるなら、営業と連携して予算の交渉をすべき、
といった意見はそれはそれであるかと思いますし、
きちんと評価される様、顧客との接点を調整すべきなのはそうとして、

この
「頑張り過ぎちゃう問題」
実はSIerの現場ではとっってもよくある光景だなと思ってます。
10年前から変わってない。


"では何故、一見、こんな得の無さそうな努力を現場はしてしまうのか?"
ここに、この仕事の大変さと素晴らしさがあるなと思っています。

僕の経験上、実際に構築の現場に身を投じる皆さんは、
システム開発のバリューチェーンにおいて
"最も顧客思いなプレイヤー”の一人です。

■"SEはつらいよ。"

敢えて他の職種の方の立場踏まえずに書きます。

システムを実際に届ける仕事は、その他の例えば営業やコンサルティングなど、上流のプロセスと違って、
自分達が仕事(システム構築)を提供する=お客様はその恩恵または課題を実際に感じはじめる、わけなので一連托生なんですよね。

リリース後の保守運用などやってる人は尚更。
当たり前に動いて使えてなんぼだし、不慣れなシステムなのでいきなり満足に業務とシステムが噛み合って回ることは少ない。
減点評価に近い厳しい採点条件。
(受注!とか、自分にとって分かりやすくゴールできる成果欲しい!という気持ちになります)


顧客で起きた問題が、直、自分の悩みとして降り掛かる運命です。

頂いた要望に応えられず、No、を伝える回数が増えると
顧客からの好意は徐々に失われるのを感じつつ、ボディブローのように自分の心にもダメージが溜まっていきます。


口下手で、会話が苦手であろうと、
その要望がどれだけ顧客にとって重要で外しがたいものかは感じ取ってしまいます。
必死に、一つでも多くYesを積み重ねるプロジェクトワークが続きます。


前述の、終わってみたらこんなに頑張ったのか・・・という話も
どちらかというと、気付いたら結果的にそうなってた、、ということが多いのでは無いでしょうか。


プロジェクトが無事に終わる、というきっかりとしたタイミングは無くて、プロジェクトをリリースしてハラハラしつつ過ごし、いくつかのクレームや相談に対応し、グラデーションの中で過ごすことになりす。

■SI現場の困難

若手のPL/SE層の方々にとってプロジェクトワークは苦難の連続です。

・プロジェクト期間を通して、目の前のお客さんの要求に常にさらされ

・最終的にお客さんから直接承認してもらえなければ成果を残すことができず

・作ったものも要求の変化で無駄になることすらあり

・計画はプロジェクト期間を通して流動的で振り回され

・自分にとって未知の技術的な課題は常に付き纏い、やったことがない、という不安と付き合い続け

・地道な検証や調査で時間はあっという間に消費され

・お客様との会議は、業務/ビジネス的に理解が追いつかず、レイヤーの違う会話が飛び交うMTGについて行くのはいつも必死

・やっと次のプロジェクトに移ると、経験や前例は失われ、また一から素人に逆戻り



きっと満足いく仕事ができる試しなんて中々ないでしょう。
顧客やステークホルダにも頭が上がらず、前を向けない人も多いことだと思います。

自分達を卑下し、自信を持てず、前向きになれなくなることが多くあるのでは無いでしょうか?


■自分達の価値を認めて前を向こう

挙げ連ねたように、この仕事は構造上、非常に重要でありつつも、困難な仕事です。

ベリーハードモードなので、スマートにできなくて当たり前、取り組む意欲をなくしたらおしまいです。

・我々は業者では無い
我々が逃げると、その困難さはお客様自身に降りかかります。
代わりがいる、と言われても、簡単に切り替えられるほど単純な仕事じゃなく発注側の担当者さんもきっとお困りになります。
とても重要で頼りにされている仕事です。

SIの仕事は顧客企業のアウトソースです。
もともと、お客様自身が抱える困難を、一部肩代わりしてお支えるすために存在していることを忘れてはいけません。
替えの効く業者ではなく、お客様からの要求が厳しいのも、それだけ重要であることの裏返し。
そして、失敗する恐れや怖さの裏返しからお客様はハイプレッシャーなコミュニケーションをとりがちで、それは決してあなたの人格否定ではありません。
責任者であるお客様の怖さに寄り添い、逃げない身内として親身に活動すればきっと良い関係がつくれます。

・共に創る
お客様はシステムだけを考えているわけではなく、ビジネスそして業務を回すことを考え、社内のコミュニケーションにも心を砕いています。
時には忙しさから思考停止し、システムについて考える仕事全体を丸っとお願いされることも多いかもしれませんが、
元々は、お客様自身の課題であり、結果を出すのもお客様です。

もしお客様自身でないと難しいこと、判断や解釈に悩むこと、などお客様に責任がふりかかる事項があれば、自分たちだけで勝手に背追い込まず、忙しく余裕のないお客様を呼び止めてボールを渡すことも重要です。

責任を肩代わりすることはどう頑張っても出来ないですし、お客様のためにならないこともあります。
あくまでお客様との共創で解決を目指す姿勢が重要です。

我々システムサービスの専門家は、
お客様自身がたどり着けない技術の高度さと専門性の獲得、発揮に取り組みつつ、
お客様自身の課題については、自分の中に答えがないことを恐れず、共創のコミュニケーションで向き合うことが重要だと考えています。


■最後に

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SIerというビジネスは
“顧客ビジネスの成功をシステムの提供を通じて「届けきる」”
という仕事です。


我々の仕事がなければ、お客様企業が提供する素晴らしいビジネスも
本当の意味で顧客に対して機能できません。


顧客にとってなくてはならないパートナのはずです。


冒頭の、気がついたらこんなにやっていた、という結果も十分、立派なクライアントワーク、献身の現れだと思います。



しんどい時や挫折した時、
結果は出ずとも、砕いた心の量や、かけた時間、努力を振り返って、せめて自分で自分を認め

同時に、我々/自分はお客様にとって必要である、価値があるということを思い出し、

共に生きたいくために、共に仕事をし、きちんと対価を頂く、

ということを、
少し休んで、また前向いてやっていって欲しいなと思います。




僕はSIer/SEという仕事を通じて、キャリアを築き、仲間と出会って今に至り、
自社の経営や事業、他社の経営や事業のアドバイスなどつながりのある仕事をさせてもらってとても幸せです。

難しい仕事だからこそ、得られるスキルや経験や繋がりは人生を豊かにしてくれると信じています。

マル。


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