【絵本】自分をすきになる絵本『たいせつなこと』
内田也哉子さんのインタビュー記事をたまたま読んだとき、とても魅力的な人だと思い、興味をもった
そんな内田さんが初めて翻訳した絵本
『たいせつなこと』
マーガレット・ワイズ・ブラウン さく
レナード・ワイスガード え
うちだ ややこ やく
フレーベル館
こおろぎは「くろいこと」がたいせつ
グラスは「むこうがわが すけてみえること」がたいせつ
それぞれの大切なことを、きれいな挿し絵とともに読むことができる
きっと、この絵本にでてくる「たいせつなこと」は、人によって違うと思う
グラスが透けることが大切とは思うけど、こおろぎは黒いことが大切とは思わない、とか
その考えを踏まえて、最後の「たいせつなこと」は
「あなたが あなたであること」
自分という存在を、ほかの人が見たときに
「あなたは○○だね」という勝手な判断をされたりすることがある
それが良いときもあれば、悪いときもある
その判断は、判断した人の価値観とか考えであって
自分という存在を作っているものではないと思う
どんな風に思われても、自分は自分であってその人の作った人ではない
学校や職場では、人の評価に振りまわされることがたくさんあって、それで落ち込んだり、自信をなくしたりする
でも、人から決めつけられた自分が、どんな自分でも「あなたが あなたであること」がとっても大切だということを、子どもに教えたいし、自分自身にも伝えたい
この絵本を読みながら、こおろぎやスプーンの何が大切かをみんなで言ってみて、人によって意見が違うことを知りながら、自分が自分であることの大切さを学んでみるのもいい
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